大人のADHDの人によく見られる「感情」の問題をいくつか紹介します。
これらは私自身もよく経験することです。
1.感情をコントロールできない
大人のADHDの人はすぐに怒ったり、感情を爆発させてしまうことがよくあります。
これはADHDの人のワーキングメモリーが原因の一つとも言われています。
2.失感情症(Alexithymia)
失感情症は、自分の感情や身体の状態に気づくことができなかったり、感情を言葉で表現できなかったりする症状です。
3.他人の感情に気がつかない
ADHDの人は、自分だけでなく他人の感情にも気がつきません。
特にいったん集中が途切れると、非常に冷たく、鈍感で、他人の気持ちがわからない人間と見られることがあります。
一方で、他人の感情に過剰に敏感になるときもあります。
4.他人から拒否されるのに敏感
ADHDの人は他人から拒否されたり、批判されたりするのに敏感です。
その理由の1つは失敗した経験が多いからです。
「ADHDの人にも多い?他人から拒否されるのを極度に嫌う「拒絶感受性違和」とは?」という記事も参考になります。
5.過剰反応(オーバーリアクション)
ADHDの人はささいなことにも過剰に反応してしまいます。
何が危険で何が危険ではないかの区別をするのが難しいのです。たとえば、話しかけられると過剰に反応してしまい、もう少し遠くから話してもらえますか、などと話人もいるそうです。
ADHDの人は心が穏やかになる状態がほとんどないため、このような反応を示すそうです。
これは私もよくあります。過剰に反応してしまい、相手をびっくりさせてしまうのです。
6.恥や罪の感情を持つ
ADHDの人は小さいときから社会に馴染めず、まるで社会から追放されるかのような経験をします。
そのため大人になると、「自分は不完全な人間」という意識を持ちやすいのです。
参考記事:7 Emotions That Knock Us Off Our Feet