あなたは休日にリラックスできていますか?
多くの人は平日の仕事から解放されリラックスできるかもしれません。
しかし、中には休日が嫌でリラックスできないという人もいるようです。
これはADHDの人にも当てはまるようです(大人のADHDは休日が嫌い?大人のADHDが休日を嫌いな6つの理由)。
そこで、ADHDの人が休日でリラックスするための方法を紹介します。
1.「大事なことを第一にしておこう」
何かやり残したことがあると、完全にリラックスすることができません。
たとえば、光熱費の支払いが済んでいない場合、休日に遊びに行っている間も支払いが気になって不安になることがあるかもしれません。
そのため、休日にどこかへ出かけたりする場合は、あらかじめしなければいけないことのリストを作っておいて、休日までにそれを済ませてしまいましょう。
たとえそれで出かけるのが少し遅くなってしまっても構いません。用事を済ませるのに時間がかかったとしても、その分休日は完全にリラックスして過ごせるからです。
2.「イライラを感じたら体を動かしてリラックス」
ADHDの人は休日にイライラを感じることもあるかもしれません。これは、「落ち着きのなさ」というADHDの症状とも関係します。
リラックスするためには、これらの症状を否定するのではなくうまく利用していく必要があります。
たとえば、イライラや不満がたまったと感じたら、ジムなどで集中して体を動かすのとリラックスできます。
集中して運動している間は脳から化学物質が放出されます。これが体と心をリラックスさせるのです。
3.「休日中はストレスを貯めこまない」
休日は交通機関や施設が混むことは避けられません。
しかし、そのような時は、体は緊張し心が不安になります。
次に紹介する簡単な体と心のリラックス方法が助けになります。
「体のリラックス方法」
最初に、どの筋肉が緊張しているかを特定します。
頭からつま先まで緊張している部分を探しましょう。
2つ目に、姿勢を調整しましょう。もし猫背になっているなら、背を伸ばしましょう。そして肩を上げ、後ろに伸ばしてリラックスしましょう。それから深く深呼吸し、息を吸いこんでから、完全に吐きましょう。
最後に目を閉じてリラックスできる波や風を想像します。あなたにとって最も心地よい波のイメージを作りましょう。強いか弱いか、ゆっくりか速いか。そして最も緊張している体の部分を思い出してください。
それから「波」がその「緊張」を洗い流している想像をしましょう。
「心のリラックス方法」
悩み事を紙に書きましょう。そうすれば悩みを頭の中から取り出すことができます。それから悩みを書いた紙をバッグのポケットに入れ、「そこにずっといて!」と伝えましょう。
もし休日以外でも悩みが頭から離れない場合も、同じように紙に書きましょう。そして「くそくらえ」とばかりに旅行バッグの「悩みを入れるポケット」に入れ、悩みを取り除きましょう。
4.「回復時間」
休日に旅行などに行き心が安定したら、家に帰ってもそれを持続するようにしましょう。
休日は心の回復時間です。休日の心の状態を休日以外でも心に「再定着」させることは、心にも体にも良いことが多いのです。
参考記事:How to Relax on Vacation With Adult ADHD