ADHDの人の中には、ペットを飼いたいけど、自分に世話ができるのか不安・・・という人がいるのではないでしょうか。
しかし、ADHDの人がペットを飼うことには、メリットがたくさんあります。たとえば、自尊心が高まったり、病気の予防になります。
そこで、ADHDの人がペットを飼ったほうが良い理由を5つ紹介します。
1.「自尊心が回復する」
大人のADHDの人は自尊心が低いです。
なぜなら、長い間社会になじむことができず、排除される経験を多くしてきたからです。しかし、ペットはそんな低下したADHDの人の自尊心を驚異的に回復させてくれます。
ペットは、けして人を「決めつけ」たりしせず、ただ、無条件の愛を与えてくれるのです。
2.「ストレスが減る」
ADHDの人はストレスが多いです。
(努力をしていても)締め切りに遅れたり、約束を破ったり、ものを失くしてしまったりしてしまいます。そして、このようなことが、ADHDの人のストレスの原因になるのです。
これは諸刃の剣です。というのは、ストレスを感じると、さらにADHDの症状が悪化するからです。
しかし、ペットを飼うと、ストレスが減ります。
15分~30分だけでも、ペットの猫や犬を抱きしめたり、または水槽の魚を眺めるだけでも、体の中で化学的変化が生じ、不安やストレスは軽減するのです。
3.「健康的な習慣ができる」
健康的な習慣を作り、それを続けることはなかなか大変です。
しかし、ペット、特に犬を飼うと、毎日の生活で健康的な習慣を作ることができます。
たとえば、ペットを毎朝散歩に連れて行くためには、決まった時間に起きる必要があります。したがって、そのためには毎夜決まった時間に寝る必要があります。その結果、健康的な習慣ができるのです。
ほかにも、犬の散歩に行くことで、「運動」が習慣になるというメリットもあります。
4. 「人との交流が増える」
人との交流は、心と体の健康にとって重要です。
いくつかの研究によると、犬の飼い主は、人との交流が多いことが明らかになっています。同じ道を歩いていても、犬の散歩をしている人のほうが、人との交流が多くなるのです。
大人のADHDの人は、人との交流が苦手です。しかし、犬を飼うことで、自然と人との交流が増える効果があるのです。
また、犬の散歩で人との交流が増えることで、犬の散歩以外の場面でも、人との交流に自信が持てるようになるのです。
5.「健康に良い」
ペットの中でも、「犬」が最も飼いやすく、メリットも大きい動物だと思う人が多いかもしれません。しかし、「猫」もまた、大きなメリットがあります。
ある研究によると、猫を飼っていない人は、猫を飼っている人よりも、心臓発作で死ぬ確率が40%以上高いことが明らかになったそうです。
また別の研究によると、猫の飼い主は脳卒中が少ないそうです。
健康を考える上では、猫を飼ったほうがよいのかもしれません。
ウーパールーパーもおすすめ
また、アスペルガーの人にはウーパールーパーもおすすめです。猫や犬よりも飼うのが簡単です。
ペットの世話は大丈夫?
ペットの世話ができるかどうか心配の人もいると思います。私もそうです。「自分の世話もきちんとできないのに、生き物の世話をできるだろうか」と思うADHDの人も多いでしょう。
たとえば、ADHDの人は注意が不足していたり、忘れっぽいので、ペットのえさを忘れてしまうということがありそうです。
しかし、ADHDの人は素晴らしいペットの飼い主になる場合が多く、その点は心配いらないようです。
参考記事:Pets and ADHD
コメント
[…] ADHDはペットを飼うと捗る、というのもネットでみたので、 […]