発達障害の治療薬といえば、ADHDであればコンサータやストラテラが有名ですが、最近は漢方薬にも注目が集まっています。
私たちになじみ深いのは西洋薬です。西洋薬は化学合成により人工的に作られているため、即効性と強い効果が期待できますが、副作用が大きいというマイナス面もあります。
一方、漢方薬は西洋薬と違い、副作用が少ないメリットがあります。
そこで、漢方薬の特徴と発達障害への効果が期待できる漢方薬を紹介します。
漢方薬の特徴
漢方薬は体が本来持っている自然治癒力を高め、バランスを整えることで治すと言われています。
そのため、西洋薬にはない漢方薬のメリットは、副作用が少なく体への負担があまりないことです。
一方で、西洋薬のような即効性があまり期待できません。そのため、効果がでるのに何か月もかかる場合があります。
効果がみられるまでは、数か月間漢方薬を飲み続ける必要があるのです。
発達障害への効果が期待できる漢方薬とは?
この記事で紹介されている漢方薬は、自閉症の場合は「大柴胡湯」、イライラを抑えるには「抑肝散」、不安を穏やかにする「甘麦大棗湯」などです。
発達障害と診断され、自閉症の場合漢方薬は「大柴胡湯」を処方される事が多いようです。他にも、イライラを抑える「抑肝散」や、不安を穏やかにする「甘麦大棗湯」など、数種類あります。小さいころに夜泣きをした経験がある人は「抑肝散」を飲んだことがある人もいるかもしれませんね。
参考記事:相談してみよう!発達障害と漢方薬
ネットで調べたところ、これらの漢方薬はamazonなどでも購入ができます。漢方薬を考えている人は一度試してみてはいかがでしょうか。ただし使用する前は一度お医者さんに相談することをおすすめします。
自閉症(ASD)への効果が期待できる「大柴胡湯」
大柴胡湯(だいさいことう)と読みます。肥満症や高血圧・肥満に伴う肩こりや頭痛などの症状に用いられる漢方薬です。
イライラを抑える「抑肝散」
抑肝散(よくかんさん)と読みます。イライラや不眠、歯ぎしりに用いられる漢方薬です。
不安を穏やかにする「甘麦大棗湯」
甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)と読みます。 心身の興奮状態をしずめる働きがあるといわれる漢方薬です。
以上です。興味のある人は一度試し見てはいかがでしょうか。