大人のADHDの人の特徴は、子どものADHDよりもわかりにくい形で現れます。そのため、ADHDが原因で問題が生じていても、それに自覚がない場合も多いのです。
そこで大人のADHDの人が抱えやすい問題をいくつか紹介します。もしこんな問題を抱えていたら大人のADHDかもしれません。
1.「危険な運転や交通事故が多い」
ADHDの人は注意力を維持するのが難しいと言われています。そのため車を運転するのも難しくなります。
ADHDの症状はスピードの出し過ぎや、交通事故を導きやすく、運転免許が停止になる人もいます。
2.「人の話を聴くのが苦手」
仕事の会議中よく意識を失いそうになることはありませんか?
人の話を聴く技術が低いのは大人のADHDの特徴です。これは約束をすっぽかしたり、誤解生んだりと、多くの問題をもたらします。
ADHDの子どもは「多動性」がよく見られますが、大人のADHDの人の場合は、落ち着きのなさや、リラックスできないという症状がよく見られます。
大人のADHDの人は周りから、イライラしている、トゲトゲしている、神経質、緊張している、などと見られることがよくあるかもしれません。
3.「すぐに感情が爆発する」
ADHDの人は感情のコントロールに問題があります。大人のADHDの人の多くは、小さな問題でもすぐに感情を爆発させてしまいます。
ADHDの人には、まるで感情が暴走しているように感じられるのです。
そして多くの場合、感情はすぐに静まります。すぐに感情が爆発しますが、感情が静まるのも早いのです。
4.「物事の優先順位が間違っている」
ADHDの人の多くは、よく優先順位を間違えます。一方で大きな責任と義務のあること、たとえば仕事の締め切りをすっぽかして、あまり重要ではないことに多くの時間を費やすことがあります。
私自身は車の運転以外はすべて当てはまります。
これらの特徴がいくつかあり、仕事やプライベートでよく問題が生じている人は、もしかしたら大人のADHDかもしれません。いちど診断テスト(インターネットで受けられる発達障害の診断テストまとめ)などを受けてみるのもよいでしょう。また正確な診断は専門家から受けましょう。