ADHDの人は「料理」をすることが苦手です。「料理」はADHDの人に難しいからです。
まず、何の料理にするのかを決めるのが大変です。さらに、料理の計画を立て、食材を準備し、計画にしたがって料理を作る、というたくさんの段階がある作業は、ADHDの人に大変なことなのです。
そのため、ADHDの人は、よく外食をしたり、配達をしてもらう人も多いようです。しかし、家で料理を作ることは、健康に良く、ADHDの症状を改善することができます。
そこでADHDの専門家による、ADHDの人向けの料理のヒントを紹介します。
「簡単、シンプル」
料理のレシピは、作りやすい、シンプルで簡単なものが良いです。
「使用する食材は少な目に」
使用する食材はできるだけ少ないほうがいいでしょう。
ADHDの人の中には、食材が多いとそれだけでやる気がなくなってしまう人もいるからでしょう。
「グルテンフリー」
ADHDの専門家によると、ADHDの人には「グルテンフリー」の料理が良いそうです。
「グルテン」は、小麦や大麦あるいはライ麦、オート麦などの麦類に含まれているたんぱく質のことです。
グルテンが含まれる食品は、パンやうどん、パスタ、クラッカー、シリアルなどです。
ただしこれらの食品の中には「グルテンフリー」のものもいくつかあるので、そちらを使用するとよいでしょう。amazonなどで購入できます。
グルテンフリーの食品の例
ALCE NERO(アルチェネロ) 有機グルテンフリー・スパゲッティ 250g
料理をすべてグルテンフリーにするのはなかなか難しいですが、それに値する効果はあるようです。
また「アスペルガー症候群の人」にも、グルテンフリーの食材がおすすめだと言われています。
「砂糖を使わない」
ADHDの人に「砂糖」は良くないと言われています。
砂糖はADHDの症状を悪化させる可能性があるからです。できれば料理にはなるべく砂糖を使わないことをおすすめします。
特に「白砂糖」は避けたほうが良いようです。
参考記事:砂糖はADHDを悪化させる?ADHDと砂糖の関係とは
「乳製品を使わない」
ADHDの人には「乳製品」もあまりよくないようです。
以上のリストをすべて守ろうとする大変なので、まずは一つか二つだけで始めて、徐々に増やしていくというのがいいかもしれませんね。
参考記事:ADHD-Friendly Recipes