スペインのバルセロナを拠点とするデジタルセラピューティクス企業「Braingaze」は、Android、iOS、Windowsタブレットで使えるADHD治療アプリを販売する準備をしています。
同社は2013年に設立されたばかりで、バルセロナ大学のスピンアウト企業です。
ゲームの名前は「BGaze Bird」
このゲームは「BGaze Bird」という名前で、プレイする子どもたちは自分の目の動きでゲームをコントロールします。
同社によると、このゲームはプレイ中の眼球運動で特定の脳の領域をトレーニングし、ADHDの症状を軽減できるように設計されています。
BraingazeのCEO兼共同設立者であるLaszlo Bax氏は声明のなかで、このゲームの開発に6年以上かかったそうです。
安価なADHD治療方法
Braingazeはスマートフォンのほかに必要とするものはないので、同社はより安価なADHDの治療方法の一つとして提案しています。
高価な行動療法を利用できない親や、子どもに毎日薬を飲ませるのが嫌な親にもおすすめです。
中国市場で先行販売
このゲームはまだFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を取得しておらず、まずは中国で先行発売を予定しています。
同社は中国の保険と金融の大手・中国平安保険グループと契約を結んでいます。
また、大手製薬会社とも現在契約を交渉中とのことです。
今後日本でも販売が開始されるかもしれませんね。
参考記事:Spanish ADHD video game therapy startup Braingaze prepares to launch