「EndeavorRX」という、ADHDを治療できるゲームが、米食品医薬品局(FDA)により承認されました。
このゲームをプレイすることで、ADHDの子どもの症状の改善が期待できます。子どもの症状改善に薬物を使わない選択肢を提供できるため、注目を集めています。
そこで、EndeavorRXの概要を紹介します。
EndeavorRXの概要
対象年齢
ADHDの8~12歳の子どもにだけ処方されます。すべての年齢ではないことに注意が必要です。
ゲームの内容
キャラクターを操作して障害のあるコースを移動し、報酬を獲得するために目標物を集めます。
副作用
欲求不満や頭痛、めまいなどが報告されましたが、FDAは深刻な副作用はなかったとしています。
ゲーム時間
ゲームの時間は、一日30分で、週5日と決まっています。これを一ヶ月行い、治療します。
開発企業
アメリカの「Akili Interactive Labs」という会社が開発しました。
日本での展開
日本の塩野義製薬株式会社が、この「EndeavorRX(日本名:AKL-T01)」の独占的開発権・販売権を取得しているようです。
参考記事:デジタル治療用アプリAKL-T01の米国における承認取得および欧州における CEマークの取得に関するAkili社の発表について / ADHDの治療にビデオゲーム、米FDAが承認