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大人のADHDが就いてはいけない10の仕事

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大人のADHDの人が就いてはいけない10の仕事を紹介します。

ただし、ADHDの人の中でも適性は様々だと思いますので、この中で向いている仕事があるという人もいるかもしれません。

たとえば、私の場合図書館司書は向いている仕事だと思っています。

自分の適性と照らし合わせて読むのをおすすめします。

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1.「弁護士/法律事務員」

弁護士

ドラマや映画で見る弁護士の仕事はとてもカッコいいイメージがありませんか?

しかし、現実は必ずしもそうではないようです。

弁護士の仕事の多くは、大量の退屈な書類を1つ1つ処理するという、地味で根気の要る作業です。

また、「遺言」や「契約書」を書いたり、裁判の証拠を準備したりという仕事は、細かい部分も見逃さない注意力と、誰もが認める信頼性が要求されます。

大人のADHDの人は注意力が不足しがちだと言われます。そのため、細かい部分まで目が行き届かず、ミスをしてしまう可能性があります。

そして、法律を扱う仕事の場合、小さなミスが非常に大きな問題となることがあるのです。

*ただし、以下の記事(英語)では、ADHDを持つ弁護士の人の体験談が書かれており、ADHDの人でも弁護士業務をすることは可能なようです。

"How An ADHD Diagnosis Changed My Life: A Lawyer's Story"
One lawyer reveals how ADHD symptoms sabotaged his job, and how a diagnosis eventually helped him reclaim his career.

2.「秘書」

秘書

「できる秘書」というのは、上司が言わなくても上司が必要としていることを前もって予想のできる人です。

たとえば、上司の出張がスムーズに進むようベストのスケジュール調整をします。1分でも時間を無駄にしないように、上手にやりくりするのです。

しかし、そのような仕事の難しさにもかかわらず、秘書の仕事はそれに見合った報酬を得られることは少ないのが現実です。

仕事をまとめたり時間をやりくりする高度なスキルや、(仕事の難しさに対して)報われない仕事は、大人のADHDの人には難しいものとなります。

大人のADHDの人は、時間調整や計画を最後まで終わらせるのが苦手なのです。

3.「イベントプランナー」

ウエディングプランナーなどに代表される「イベントのプランナー」の人は、分刻みでスケジュールを調整し、時間通りに進むよう常に複数のことを同時進行で考えなければなりません。そして多忙にもかかわらず常に笑顔が必要なのです。

時間に遅れたり、物事を先延ばしにしてしまうような人にとっては、向いていない仕事といえるでしょう。

そして、ADHDの人の特徴は時間に遅れたり先延ばしにしてしまうことが多いことなのです。

4.「会計士」

会計簿

会計士の仕事は尊敬される重要な仕事です。

ただし、会計士の仕事である「お金の計算をして時間通りに提出する」ことは、ADHDや学習障害の人には完全に地獄のような作業となる可能性があります。

興味深いことに、あの勝間和代さんも、ADHDの人は会計の仕事に向いていないと話しています。勝間さん自身、会計事務所を半年で辞めたそうです。

勝間和代「発達障害でも挫折しなかった」ワケ
借金玉:昨年、勝間さんが精神科医の岩波明先生と対談されていて、「軽度のADHD」と診断されたことを知りました。勝間さんのブログを読んでいると、かなり困っている症状を、なんとか工夫して「力でねじふせている…

ADHDだったら、金融機関は絶対にやめたほうがいいですよ! 私も大学卒業後、会計事務所に入りましたけど、半年で辞めましたから。

*「アスペルガー症候群」の人には会計士が向いていると言われます。

5.「図書館司書」

図書館司書

図書館司書の人は、「無言」のまま、そしてしばしば「指示する人もいない」状態で、デューイ十進分類法(図書分類法)に従い、図書を管理します。

これは、刺激が多く必要であり、社交的でおしゃべりなADHDの人には全く向いていない仕事です。

加えて、ADHDの人の20%~60%は、学習障害または言語に関した問題を抱えています。学習障害のあるADHDの人は、本をアルファベット順に並べたりすることが困難なのです。

*ただし、非社交的な人や、アスペルガー症候群の人に向いている仕事と言われることもあります。

6.「カスタマーサービス/オペレーター」

カスタマーサービス/オペレーター

毎日電話で質問に答えるカスタマーサービス/オペレーターの仕事は、非常に退屈です。

加えて、理不尽な対応をするお客に対しても、常に冷静に対応する必要があります。

この2つの仕事は、大人のADHDの人にとっては危険な組み合わせです。

ADHDの特長の一つは、「衝動性」です。

ADHDの人は、理不尽なクレームを言うお客さんに対して、「衝動的」に対応してしまう可能性があるのです。

一日中不平不満を処理するという仕事は、そのADHDの人の衝動的な特徴を引き起こしやすいのです。

7.「トラックドライバー」

トラックドライバー

長時間一人きりで運転する仕事は大人のADHDの人にとっては危険です。

ADHDの人は「不注意運転」「スピードの出しすぎ」「標識や信号の見落とし」などをしてしまう可能性があるのです。

「音楽」や「携帯電話の使用」を制限することで、安全運転を可能にすることはできます。しかし一番安全なのは運転をする仕事をしないことです。

*ただしトラックドライバーはADHDの人に向いていると指摘する人もいます。これは個人差になるのかもしれません。

参考サイト:大人のADHDに向いている仕事10選

8. 「運用管理者(オペレーションマネージャー)」

「運用管理者」の仕事は高い給与も期待できる大きな仕事です。

しかし大人のADHDにとっては向いていない仕事です。

典型的な運用管理の仕事は、「日々の企業の運営」を管理することです。

人を雇うこと、契約交渉、予算の問題を対処すること、全体的な事業のオペレーションを理解すること、そしてプロジェクトを通してチームに指示します。

この仕事は多くのマルチタスクを効率的に進める必要があります。

またストレスの多い環境でも冷静さを保たなければなりません。

これらの役割はADHDの人にとって苦痛になります。

先頭に立って計画を立てること、全く関連のない物事にも優先順位をつけるといった仕事は、ADHDの人を無力化してしまうのです。

9.「工場のライン」

工員

工場のラインの仕事は、反復する作業と、細部への注意力が必要とされます。

そしてこの2つの作業は、退屈な仕事が苦手で集中力に問題がある大人のADHDにとっては最悪の組み合わせなのです。

代わりに心を新鮮にしてくれ、注意力を研ぎ澄まさせてくれるような、毎日多様な作業がある仕事を探したほうが良いでしょう。

10. 「セラピスト/カウンセラー」

セラピスト/カウンセラー

ADHDの人は非常に共感的です。

人を助けたり、人と前向きな関係を結ぶことの価値を理解しています。

一見したところ、ADHDの人はセラピストやカウンセラーに向いているように思えます。

しかし大人のADHDの人は、時々、不必要に人間関係でトラブルを起こしてしまう場合があります。

ADHDの人は脳を刺激してドーパミンを出すためにけんかや騒ぎを起こすのです。(ADHDの人の脳はドーパミンが少ないと言われています。)

これは困っている人の相談を受ける「セラピスト」や「カウンセラー」という仕事には問題が多いでしょう。

したがって「セラピスト」や「カウンセラー」という仕事は、ADHDの人には向いていないのです。

次の記事もお勧めです。

大人のADHDに向いている仕事15選
大人の発達障害者に向いている仕事は何?

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参考記事:Quit It! The 10 Worst Jobs for Restless Minds and Creative Spirits

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