アルバイトを何度もクビに。大人の発達障害の小説家の経験談

上智大卒で小説家である発達障害の当事者(萱野葵氏)が経験したアルバイトの話がなまなましくて、思わず共感してしまいました。

この方はアルバイトをしながら小説を書いていましたが、アルバイト先で失敗を何度も繰り返し、職場を転々としました。

普通の人が簡単にできることができず、それで周囲から変な人だと思われたそうです。

これは私も似たような経験があるのでとても共感できました。しかもこの人の場合、有名大卒で小説も書いている人ですから、よけいにそのギャップが変に思われたのかもしれません。

上智大卒、新人賞受賞作家なのに、あらゆる場面で「戦力外通告」、大人の発達障害のリアルを本人が綴る 〈AERA〉
 1997年に新潮新人賞を受賞、著作の『ダンボールハウスガール』が米倉涼子主演で映画化もされた小説家・萱野葵氏を襲った危機。生活のために始めたアルバイトは失敗ばかりで、どれも長続きしない。「言語性知能...

その後もありとあらゆる場面で、「戦力外通告」を受けた。牛丼屋では昼間の注文の激しい時間帯を避け、夜の掃除専門で入った。そこで年上の女性から「掃除がのろい」と怒られた。私は怖くなって、懸命に早く掃除を終えるようにした。すると今度は「掃除した後がひどく汚い」と言われた。彼女は人をいじめるタイプではない。ただ、私のあまりにひどい働きぶりに業を煮やしているのだ。

「どうしてそんなに仕事ができないの? あなた本当に大卒なの? 私は高卒だけど、あなたよりずっと仕事できるわよ」

これは、記事によると「平均下回る動作性知能」が原因のようです。

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「言語性知能」と「動作性知能」のギャップがある人が発達障害者に多い

この方が病院で調べてみたところ、動作性知能のうちの「処理速度」は「軽度知的障害」のレベルでした。おそらく、これがアルバイトでささいなことで何度も失敗してしまう原因だったのでしょう。

私は言語性知能が114と、平均より高かった。ところが、動作性知能は平均をはるかに下回り、「境界例」である74。動作性知能のうちの「処理速度」に至っては66で、「軽度知的障害」のレベルであった。

そして、言語性知能は平均以上だったそうなので、学校の勉強は良くできるタイプだったのかもしれません。学生をしている限りは動作性知能の問題はあまり表面化しませんが、いったん社会にでるとそれが大きな問題となってしまうのかもしれません。

もしこの小説家の方のような経験に当てはまる人は、地域の発達障害者支援センターを一度訪れてみてもよいのかもしれません。

参考記事:上智大卒、新人賞受賞作家なのに、あらゆる場面で「戦力外通告」、大人の発達障害のリアルを本人が綴る

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