「ミクログリア」という免疫細胞が神経細胞と接触することで脳の回路が作られることを、日本の研究チームが発見したそうです。
脳内の死んだ細胞や老廃物を取り込む免疫細胞「ミクログリア」が神経細胞と接触することで、脳の回路が作られることを、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)などのチームが発見、5日までに英科学誌電子版に発表した。
そして興味深いのは、このミクログリアを活性化させることで、発達障害の予防や治療ができる可能性があるということです。
発達障害は脳回路の異常が原因であるため、脳の回路を作るミクログリアを活性化させれば、発達障害が改善すると考えられるからのようです。
研究所の鍋倉淳一教授(神経生理学)は「さまざまな発達障害で脳回路の異常が起こっていることが知られている」と指摘。ミクログリアを活性化させることで、脳回路の異常が原因の病気の治療や予防につながる可能性があるとした。
専門家ではないとよくわからないことも多いですが、もしこの発見が発達障害の予防や治療につながるとしたら、今後の研究を期待したいですね。まだ発見段階だと思うので、今後の動向にも注目していきたいです。
参考記事:免疫細胞が脳回路を形成 発達障害に関連か
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