ひきこもりの人を積極的に採用している「ラブホテル」があります。
ホームページの採用情報にも、「ひきこもりの人を求める」内容が書かれています。
首都圏を中心にチェーン展開しているラブホテルの社長が、何人もの「ひきこもる」当事者を「戦力」として雇用し、自身の綴るブログでも注目されている。
びっくりするのは、同社のホームページを開くと、<当ホテルでは、引きこもりの方の採用を行っています。引きこもりの方、弊社で一緒に働きませんか!?>という[採用情報が目に飛び込んでくる。
まるで、ひきこもりが採用条件の1つのようになっています。
一般的にはひきこもりの人は会社で採用されにくいのですが、この会社は逆です。
このひきこもりの人を積極的に採用している会社は「株式会社カイリゾート」です。
「ラブホテルの仕事はひきこもりの人と相性が良い?」
ラブホテルという特殊な場所も、ひきこもりの人が働くのに向いています。
一般的に、ラブホテルに来るお客さんは人目を避ける人が多いように思われます。そのため、ラブホテルという場所では従業員とお客さんとの接触はあまり求められません。
ほかの仕事と比べると、ラブホテルは対人関係が少ないといってよいでしょう。それがひきこもりの人に向いていると考えられます。
上手く当てはまる背景にあるのは、お客も従業員も「お互いに見られたくない」という心理だ。
「ラブホテルで働くということは、ルームさんという部屋をつくる(掃除して仕上げる)仕事の繰り返し。お客様に接することが少ないので、どちらかというと人付き合いが得意でない人が多い」
ラブホテルは、フロントであっても「対面しないのが仕事」だから、ひきこもり系の人たちにとっても親和性は高くなる。
長くひきこもっていると、人と接するのが怖かったり、うまくできなかったりする人もいると思います。そのような人にとっては、対人関係があまり求められないラブホテルの仕事は相性が良いのかもしれません。
ただし、ラブホテルの掃除は普通のホテルよりも大変なことが多いと聞きます。おそらく、普通のホテルよりも汚れることが多いからです。
そのため、対人関係は求められないかもしれませんが、そのほかの面で大変なことも多いのではないでしょうか・・・。おそらく、肉体労働に近い面があるように思われます。
しかし、それでもひきこもりの人を積極的に採用する会社があるというのはとても良いことだと思います。今後もこのような会社が増えると良いですね。
また、ひきこもりまではいかないが仕事にブランクのある人などは、「ハタラクティブ」なども利用できます。
参考記事:ラブホテルに「ひきこもり」当事者を雇用する理由