アスペルガー症候群は、対人関係に問題があるのが特徴です。
そのため、良好な友人関係だけでなく、恋人関係を築くことも簡単ではないように思えます。
特に、恋愛は一般的に男性がリードしなければならないため、対人関係が苦手なアスペルガーの男性は恋人を作るのが難しいと思います。
そこで、アスペルガー症候群の男性が恋人を作る方法や、恋人を作るうえでの考え方などを紹介します。
目次
1.「なぜ恋人がほしいのかを考える」
まず、なぜ恋人がほしいのかを考えましょう。
1人でいるほうが気楽ですし、恋人がいると大変なことが増えます。
しかし、それでも恋人がいるのは、どうしても恋人になりたい「特定の誰か」がいるからです。
まず、特定の誰かがいて、その人と恋人になるというのが恋愛の順番です。
「誰でもいいから恋人がほしい」という考えだとうまくいかない可能性が高いです。
2.「相手の気持ちを確認する」
次に、恋人になりたい相手がみつかったら、相手もあなたと恋人になりたいかを確認しましょう。
そのためには、デートに誘うのが一番です。
3.「デートに誘う相手の特徴」
デートに誘う相手は、一緒にいて居心地の良い人が理想です。
また、アスペルガーの特徴(奇妙な癖や無愛想なところ)を受け入れてくれる人が良いです。ただし、デート中はできるだけアスペルガーの癖は出さないようにしましょう。
他には、「その人の前だと緊張せずに自然にいられる」「自然に笑うことができる、自分を笑い話にできる(それで自分が傷つかない)」「共有できる趣味や興味などを一つ以上持っている」「(身体的な)魅力を感じる」人が、デートに誘うのにふさわしい人です。
4.「最初のデートは時間を短く」
初めてのデートは、お互い緊張してぎこちなくなり、あまり楽しめないことが多いです。
そのため、最初のデートは短い時間にするのがおすすめです。そうすることで、デートのプレッシャーを減らせます。また、うまくいかなくても安心できます。
5.「映画の後、カフェやお酒」
最初のデートは、カフェやお酒を飲みに誘うのがおすすめです。そして、デートには制限時間を決めます。
また、カフェでコーヒーを飲む場合は、朝の時間か、午後の3時から5時の間、またお酒を飲む場合は、5時から7時の間が良いでしょう。
一番良いのは、映画を見た後に、カフェやお酒を飲みに行くことです。
映画を見ている間は、お互いの体が近づくので、より親密になれます。ただし、話はほとんどできないので、お互いのことを知ることはあまりできません。
ですから、映画を見終わった後、カフェに行ったり、お酒を飲んだりするのが良いのです。
アスペルガーの人にとって、デートで映画を見るのはプラスになります。
また性別に関係なく、自分から誘い、お金も自分から払うようにしたほうが良いでしょう。
6.「デートで話すことは?」
デートではどんな話をしたらよいでしょうか?
まずは彼女をほめましょう。
それから、質問をします。出身地は?仕事は何をしているの?最近旅行はした?などです。
共通の話題が見つかったら、その話を広げます。
ただし、面接のような堅苦しい感じではなく、相手が気楽に答えられるようにします。
そして、彼女がどんな人なのかを知りましょう。
また、彼女に対しても、あなたがどんな人なのかわかるようにしましょう(無理に教えるのではなく)。
7.「デートがうまくいったら?」
彼女にまた会いたいと思ったら、次のデートの約束をします。
もしOKがもらえたら、また電話をして具体的な計画を立てます。恋人の関係はこの繰り返しによって発展していきます。
8.「デートがうまくいかなかったら?」
また、デートがうまくいかなかったら、それはしょうがありません。別の相手を探しましょう。
あなただけでなく、他の多くの人たちもうまくいかないほうが多いです。自分のせいとは思わないようにしましょう。自分を過小評価しないようにします。
まずは、多くの友だちを作るのが大切です。その中から恋人になりたいと思う相手が出てきます。
参考記事:How can a guy with Asperger’s get a girlfriend?