ワーキングメモリーは、短期的な情報を保存・処理する能力のことです。
私たちは、毎日ワーキングメモリーを何百回も使用しています。
このワーキングメモリーですが、人によって能力に差があります。ワーキングメモリーの能力が低い人は、ワーキングメモリーに使用する脳の部分がまるで穴が開いた入れ物のようになっていると考えられます。
そのため、お店に買い物に行ったものの何を買おうとしていたのかをほとんど忘れてしまったり、一日の始まりに立てた計画が一日の終わりには何も成し遂げられなかったりすることがよくあります。言おうとしていたことを覚えていられないので、人との会話も減ります。
そこで、ワーキングメモリーをチェックする質問をいくつか紹介します。もしこれらが複数当てはまる場合は、ワーキングメモリーに何か問題がある可能性があります。
*これは簡易的なものなので、きちんとした診断は専門家から受けましょう。
目次
1.頼もうとしたことを忘れる
友人に何かを頼もうとします。しかし、友人は電話中なので、しばらく待ちます。
そして、友人が電話を終えたときには、もう何を頼もうとしていたのかをすっかり忘れてしまっています。
2.大事なものを忘れる
家で仕事をしようと考え、職場から仕事を持ち帰ります。
しかし、いざ家で仕事をしようとしたときに、重要な仕事を持ち帰るのを忘れてしまったことに気がつきます。
3.会話の内容を覚えていられない
友人とおしゃべりをしています。しかし、会話についていけなくなります。
なぜかというと、すぐ前に友人が何を言っていたのかを忘れてしまうからです。
4.複数の作業のうち1つを忘れる
1つの仕事をいくつかの作業にわけます。たとえば、ゴミ箱のゴミをまとめ、外にだし、それから新しいゴミ袋をゴミ箱にセットします。
しかし、いつも最後の作業を忘れてしまいます。
5.前に読んだ内容を覚えていられない
何かを読んでいるとき、いつも前に戻ってもう一度読み直します。
なぜなら、前の内容を覚えておくことができないからです。
6.携帯電話がいつも見つからなくなる
いつも携帯電話が見つからなくなります。
そのため、携帯電話を探すのに時間を無駄にしてしまいます。ほかにも、鍵やメガネも見失うことがあります。
7.話を聞いていないと責められる
時々話を聞いていないと責められることがあります。
なぜなら、頼まれた仕事をしていないからです。
8.名前を覚えられない
人の名前覚えられません。
何度も会ったことのある人でさえそうです。
9.朝はいつも遅れる
朝、いつも急いで出かける準備をします。
しかし、いつも遅れてしまいます。
10.重要ではない作業に時間を使う
大きなプロジェクトが苦手です。たとえ細かい作業にわけてもです。
なぜなら、作業を飛ばしてしまったり、あまり重要ではない作業に多くの時間を費やしてしまったりするからです。
まとめ
これにたくさん当てはまった人は、心配になるかもしれませんね。ただし、ワーキングメモリーはゲームなどで鍛えることもできますので、気になる人は能力を高める努力をしてみても良いかもしれません。
参考記事:[Self-Test] Do You Have a Working Memory Deficit?