従来のADHDの診断方法は、すぐに結果がわかるものではなく、診断には長い時間が必要です。しかし最新の新しい技術により、もしかしたらADHDの診断が10分で完了するようになるかもしれません。
「Braingaze」という企業が開発した技術によると、「目の動き」を利用し、診断する人の「注意持続時間」を突き止めることで、ADHD(注意欠陥多動性障害)かどうかを10分で診断できるようになるそうです。
一説には、発達障害は目の動きで診断できるという言われています((発達障害は「目の動き」で診断できる?)。今回のこの新しい技術はその知見を利用しているのかもしれません。
すでにこの新しい技術でジャーナリストの男性がADHDの診断を受けたそうです。
10週間から10分に時間が短縮できる
従来のADHDの診断方法は、診断結果が出るまでに10週間ほどかかるそうです。これが長いと思う人も多いかもしれません。
しかしもしこの新しい技術を診断に使用すると、診断にかかる時間が10週間から10分と、大幅に短縮されることになります。あまりに短すぎるので少し怖い感じもしますが、もしこれが実用化されると革命的なことかもしれません。
ただしこれを開発した企業の創設者の人によると、医療の診断を優先させるとのことなので、この技術のみで診断が終わるということは将来的にもならないかもしれません。あくまで補助的なものとしての利用になるのではないでしょうか。
しかし今後の動きに目が離せません。
参考記事:Diagnosing ADHD Is Just A Few Minutes Away With The Help Of This New Technology