プログラマーはADHDやアスペルガーの人に向いている仕事の1つと言われています。
実際、すぐれたプログラマーにはADHDの人が少なくありません。
ただし、ADHDの人がプログラミングの仕事をするときには、ちょっとした工夫が必要になります。
ADHDの症状が仕事に影響することがあるからです。たとえば、集中力が続かない、締切に間に合わない、気が付いたらネットを見てしまうなどは仕事に悪影響を与えます。
そこで、ADHDのプログラマーがプログラミングの仕事をする上で役に立つ13のヒントを紹介します。
目次
1.1度に複数のプロジェクトは止める
マルチタスクが得意な人はいいかもしれませんが、できれば1度に複数のプロジェクトを進めるのは止めましょう。
2.気が散ることから離れる
机の上にいろいろなものを置いておくと、気が散りやすいです。
ですから、気が散りやすいものは机の上から離しておきましょう。
仕事に使うものとプライペーとのものをはっきり分けておくといいでしょう。
3.チャットに常駐しない
オンラインチャットに常駐するのは止めましょう。
サポートを求めたり、メッセージを送ったり、必要な時だけつながるようにしましょう。
4.メールを閉じる
メーラーは閉じましょう。
メールを常にチェックしていると、メールが来ても来なくても仕事の集中力が途切れてしまいます。
メールをチェックするのは1日に3回までと、チェックする回数と時間を決めたほうがいいでしょう。
5.運動をする
プログラミングをしていると、ジャンプしたり走り回ったりしたい気持ちになります。
運動をすることで健康の改善につながるだけでなく、仕事の集中力も増します。
6.何をしていたかがわかる時間表を作る
シンプルにスプレッドシートにその時間に何をしていたかを入力していきます。
15分間隔だと簡単かもしれません。そうすれば、どんなことに時間を使っていたかがわかりますし、時間を有意義に使うことができます。
7.規則的に食事と睡眠をとる
食事と睡眠は毎回決まった時間にとるようにしましょう。
8.小さな成功でも評価する
常に今日は昨日より良く、さらに明日は今日よりも良いだろうと思いましょう。
9.環境を調整する
自分に合った仕事環境を整えましょう。
家で仕事をする人なら、できるだけ仕事のしやすい机といすを用意するのがおすすめです。
10.自分に合った音楽を聴く
仕事中音楽を聴くのが好きという人もいるでしょう。その場合は自分に合った音楽を聴きましょう。
たとえば、日本語の歌詞を聴くと気が散ってしまう人もいます。そういう人は外国語の音楽や、楽器の演奏だけのものにするとよいでしょう。
以下の記事ではADHDの人におすすめの音楽を紹介しています。
11.気分転換になるものを用意する
何か気分転換になるもの用意しましょう。
たとえば、プログラミングで考え事があるときにボールを投げると気分転換になりますし、良いアイディアが思いつくかもしれません。
12.ノイズをシャットダウンする
ノイズが気になる人は、ヘッドフォンなどを使用してノイズをシャットダウンするのも有効です。
また、ホワイトノイズも集中力の助けになります。たとえば以下のようなものです。
13.ヴィパッサナー瞑想を試す
ヴィパッサナー瞑想はプログラマーの注意力を強力に改善する効果が期待できます。
ヴィパッサナーは「ものごとをありのままに見る」という意味で、インドの最も古い瞑想法のひとつです。
まとめ
- 1度に複数のプロジェクトは止める
- 気が散ることから離れる
- チャットに常駐しない
- メールを閉じる
- 運動をする
- 何をしていたかがわかる時間表を作る
- 規則的に食事と睡眠をとる
- 小さな成功でも評価する
- 環境を調整する
- 自分に合った音楽を聴く
- 気分転換になるものを用意する
- ノイズをシャットダウンする
- ヴィパッサナー瞑想を試す
参考記事:Thoughts on Being an ADHD Computer Programmer / I have diagnosed ADD. Mild but enough to affect my work: