ASDの人の症状の改善が期待できる、対人コミュニケーション能力を向上させる薬が開発されているそうです。日本の浜松医科大で開発が行われているようです。
対人コミュニケーション障害の改善へ 浜松医科大が薬開発に意欲 - ライブドアニュース
対人コミュニケーション障害に関して、ある研究結果が発表された。オキシトシンを鼻からスプレーする治療薬で改善が見られたという。研究代表の浜松医科大教授は、早期に治療薬を開発したいと話している
ADHDの薬はありますが、ASDの薬はこれまで存在していませんでした。もしASDの薬が開発されたら、画期的なことですね。ASDの人にとっては非常に嬉しいことではないでしょうか。
この薬は「オキシトシン」を利用したもののようです。オキシトシンを鼻から吸引するとコミュニケーション能力の向上が見られたそうです。
山末教授は、ASD患者が男性に多いことに着目。女性の陣痛や母乳分泌に関わるオキシトシンが、協調性に関係するのではないかと仮説を立てた。臨床試験したところ、オキシトシンを鼻から吸引した成人男性患者は、治療前には活動が低下していた感情理解などをつかさどる脳の部位が活発化、コミュニケーション能力の向上が見られた。
現在は試験中で、2023年頃までに実用化が期待されているそうです。今から4年後くらいですね。試験もかなり進んでいるようですので、近い将来薬が利用できるようになるのは間違いないかもしれません。
今後の動向が見逃せません。
参考記事:対人障害改善の薬開発=「幸せホルモン」鼻からスプレー-浜松医科大