昔から、家庭内での男性の女性に対する暴力がありました。今だと、DV(ドメスティック・バイオレンス)と言われ、以前より問題化されています。また、最近は「モラル・ハラスメント」という、精神的な暴力も問題化されています。
そんな妻に暴力や暴言をふるう夫は、もしかしたら「発達障害」なのかもしれません。
以下の記事によると、夫の暴力や暴言で苦しんできた女性は、夫が発達障害を知ることで救われたことが書かれています。
昨年、62歳の夫に発達障害の疑いがあるとわかりました。
結婚38年。夫のDV、言葉や態度で傷つけるモラハラ、かみ合わない会話に絶望する日々でした。私に問題があると自分を責め、うつを繰り返してきました。生きづらさを抱えたままでは心残りだと、自分自身のカウンセリングに行ったつもりでした。思いも寄らぬカウンセラーの指摘がきっかけとなりました。
障害と捉えると夫の感情の激しさなどすべてが腑(ふ)に落ち、私は救われました。よく頑張ってきたと自分を抱きしめてあげたい気持ちになりました。
記事にもあるように、夫が発達障害と知ることで、夫の暴力や暴言が自分のせいではないと思えるようになり、楽になれるのかもしれません。暴力や暴言をする人の多くは、相手にせいにすることも多いですよね。
もしかしたら、発達障害の夫に苦しめられてきたという女性は、結構いるのかもしれません。今なら女性の社会進出も進み、何か問題のある夫だったら離婚する選択肢もありますが、昔の人は、ただ耐え忍ぶことも多かったのではないかと想像できます。それに、現在ほど発達障害という言葉も知られていなかったでしょう。
ただ、夫の人に診断を受けさせるというのが難しいような気がします。高齢の男性ほど、発達障害の診断に抵抗がある人が多いようにも思えるからです。
参考記事:夫の暴言・無関心…発達障害では? 苦しんできた妻たち
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