ADHDの人は特に集中力が低いと言われていますよね(特定の興味のある事柄には過剰に集中しますが)。
またADHDの人でなくても、集中力がない、持続しないという人も多いと思います。そんな人が集中力を強める方法を紹介します。
これは特別な方法ではなくて、机から離れることなくできる手軽な方法です。
「ノイズを聴く」
研究によると、適切な音量の「ノイズ」は、「創造性」と「生産性」を高めるそうです。
カフェだと仕事が進むという人も多いのではないでしょうか?これもカフェの適度な騒音が仕事のパフォーマンスを高めてくれるからかもしれません。
もちろん気が散るくらいのうるさい音や、ほとんど聞こえないような音は問題です。ちょうど70デシベル程度のノイズが良いそうです。背後から流れてくるテレビの音程度のものです。
またADHDの人は「ホワイトノイズ」を聴くと良いとも言われています(ADHDの人の集中力を改善する「ホワイトノイズ」とは?)。
「「YouTube」で動画を見る」
イギリスとドイツの研究によると、コメディ動画を見た後に数学の問題を解いた人は、動画を見ていない人よりも問題数を多く解くことができたそうです。
また広島大学の研究によると、人は「かわいい」写真を見ると、仕事のスピードが速くなり、ミスが少なくなるそうです。
これはYouTubeなどで動画を見ると、仕事のスピードた正確性が高まる可能性があるということを示しています。
「温度を高くする」
研究によると、職場で生産性が最も上がる温度は、24度だそうです(たいていの職場はもっと低い場合が多いかもしれません)。
温度が低いと、手の細かい動きが鈍り、キーボードが上手く押せなくなったりして仕事の生産性が下がる可能性があります。また体を温める活動に時間をとられてしまい、仕事の進みが遅くなる場合もあるでしょう。
もし温度が24度以下である場合は、温度を高めると集中力が高まり、生産性が上がるかもしれません。
「マインドフルネス」
瞑想は集中力を改善してくれることで知られています。しかし瞑想には時間がかかるというデメリットもあります。仕事で忙しく、瞑想に時間を取れないという人もいるでしょう。
そんな人は「マインドフルネス」がいいでしょう。研究によると、マインドフルネスの練習をした人は、集中力やワーキングメモリー、仕事の正確性などが高まったそうです。
マインドフルネスは、物事を行うとき、常にその「瞬間」に意識を集中させることです。
マインドフルネスとは、単純に言えば、その一瞬に全力を傾けること、と考えることができます。MITマインドフルネスセンター所長を務めるジョン・カバットジン博士は上の動画の中で、マインドフルネスについて、「今という瞬間に、余計な判断を加えず、(中略)自分の人生がかかっているかのように真剣に、意識して注意を向けること」と定義しています。
これはADHDの症状やストレス対策にも効果があると言われています。
何かをしなければいけないのに集中できないという人は、以上の方法を試してみてはいかがでしょうか。
参考記事:5 Brain Tricks That Will Make You More Successful
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