新しいADHD治療薬として期待されていたダソトラリンが開発中止になりました。
ダソトラリンは大日本住友製薬株式会社の子会社であるサノビオンが開発を進め、2017年にADHDの治療薬としてFDA(アメリカ食品医薬品局)に承認を申請しました。
しかし1年後、FDAはデータが不十分だとしてその申請を却下しました。同社はその後過食症の薬として申請を行い、2019年に承認されていました。
なぜ開発が中止になったのかはわかりませんが、同社は申請を行うにはさらなる研究が必要との声明を出しています。
新しい治療薬を期待していた人には残念なニュースですね。
参考記事:Sunovion ditches once-rejected ADHD, binge eating program