ADHDの人は過食する人が多い？ADHDの人が過食・肥満を避けるための７つのヒント

2016.04.282024.06.05

ADHDの人は過食をする人が多いです。

なぜADHDの人が過食をするのかというと、ADHDの特徴に「衝動性」があるからです。ADHDの人は衝動的に食べてしまうので、その結果過食をしてしまうのです。

定型発達の人と比べて、過食をするADHDの人の数は5倍にもなるという調査もあります。

そこで、過食をしてしまうADHDの人に参考になるヒントを紹介します。

ADHDの人が過食・肥満を避けるための７つのヒント

ADHDの人の「多動脳（Hyperactive Brain）」は、一度動き出したら暴走してブレーキをかけるのが難しくなります。

そのため、ADHDの人は食事の量を減らすのではなく、健康的な料理を作ったり運動をしたりすることで、「活発な脳」をうまく利用するほうがいいでしょう。

食べ物の誘惑に「抵抗」するのはとても難しいのが現実です。

抵抗するのではなく「避ける」ようにしましょう。つい食べ過ぎてしまうような物は家に置かないようにしましょう。

また、監視してくれる友人と一緒に食べたり、家ではなくお店の中で食べるようにするのも有効です。

エネルギーが湧かなかったり、気分が落ち込んでしまったりしたときは、そのままでいないほうがいいでしょう。その時の気分に関係なく、無理にでも体を動かしましょう。

10分間大きく体を動かしたり、歩くだけでもいいでしょう。そうすればエネルギーが湧いてきて、緊張がほぐれ精神的な飢えが解消されます。

毎日最低限の刺激を脳に与えましょう。

退屈と不安感は「空腹感」に変わってしまうからです。しかし、自分が面白いと思うことをすると、「憂さ晴らしの食事」に依存することは減ります。

TVを見るなど、脳への刺激を鈍らせることは避けましょう。過食の引き金になります。

ADHDの人は自分の感情に無自覚です。今食べたいという感情を優先してしまい、食事のバランスが崩れてしまいます。

そのため、食べ過ぎないように食事の時間を覚えておく必要があります。４時間ごとに（朝、昼、夜）食事を取ることを習慣化しましょう。

食事をする楽しみが度を過ぎると、食事が「快楽」になってしまいます。食事が快楽になるとそれは「過食（症）」につながります。

過食気味になっている時は、「自分は食事を楽しんでいるのか」を5分ごとに確かめましょう。「味わって」食べているのか、それとも「ただ飲み込んでいる」だけなのかを自分に確認するのです。

事前に決めた食べる量を守りましょう。食事中の気持ちの変化に注意しましょう。

「満腹感が足りない」という気持ちの変化が生まれたら、それを止める練習をしましょう。気持ちの変化を教えてくれる友人と一緒に食事をとるといいでしょう。

参考記事：End Impulsive Overeating, Lose Weight, and Avoid Obesity

リンク