ADHDはインターネットやスマホのやり過ぎが原因と考える研究者がいます。
そこで、この説を簡単に紹介します。
インターネット・スマホが普及するにつれて、ADHDの人が増えている
ADHDの人の増加と、インターネット・スマホの普及がほぼ同じ時期に重なっている、これがこの説の理由です。
確かに、インターネットやスマホは、ここ最近で急速に普及してきました。そして、同じようにADHDの人も、ここ最近になって急速に増加しているように思えます。
調査によると、アメリカの子どもは一日7時間半以上スマートフォンなどを利用し、インターネットを見ています。
また、インターネット依存症の人の症状と、ADHDの人の症状が類似していることも指摘されています。インターネット依存が、何らかの行動障害を引き起こす可能性があるのかもしれません。
ADHDの人はインターネット依存症になりやすい?
さらに、ADHDの人は子どもも大人もインターネット依存症になりやすいと言われています。ADHDの人はインターネットの使用を自制できないのが原因です。
ADHDの人は依存症になりやすいと言われているので、ADHDの症状が関係しているのかもしれません。
研究者は、インターネットやスマートフォンの使用は多くの人のためにならないとし、その危険性を認識することが重要だと指摘しています。
インターネット依存症は、認知行動療法などの他の依存症の治療法が有効です。もしインターネット依存症だと思う人は、一度治療を考えてみても良いかもしれません。
因果関係はわからない
ただし注意が必要なのは、両者に直接の因果関係があるかどうかはまだわかっていません。
この両者には、何らかの関係がある可能性が高いと考えられるだけです。
参考記事:A resource turned sour, internet addiction linked to ADHD