ADHDと「過集中」‐「過集中」をプラスに変えるためのヒント

魚を待ち構える鳥

ADHDの人は、よく「過集中(hyperfocus)」になります。

過集中になると、ひとつのことに過度に集中するので、周りで起きることに気がつきません。

そのため、過集中はトラブルの原因となることがあります。たとえば、約束をすっぽかすなどです。

さらに、あるADHDの人は、過集中で文章を書いていたため、家が火事になっていることに気がつかなかったそうです。

女性は火災警報などに気がつかず、最終的に消防車が来て火事を知りました。女性が部屋で集中して仕事をしている間、台所は火に包まれていたのです。

「過集中には良い面と悪い面がある」

仕事で過集中になると、面白さを感じ、創造的で生産的になります。そして、仕事で大きな貢献ができます。

その一方で、TVを見たりインターネットをしている時に過集中になると、時間を忘れて何時間も「はまって」しまいます。

その結果、罪悪感や恥の意識にさいなまれ、自分を責めてしまいます。

また、過集中で約束に遅れたり、大切な相手を無視してしまうこともあります。

このように、過集中は良い面と悪い面があります。そして、「何」に対して過集中になるのかを選ぶのは難しいのです。

「「過集中」になる条件とは?」

家事などの毎日の退屈な仕事をする時は、過集中になりません。集中したいと望んでも、できないのです。

過集中になるには、それが面白いもので、あまり難しくないことが条件です。

つまり、難しすぎなく、簡単すぎない、しかし十分に骨の折れる仕事で、やりがいを感じられ、脳を使うものです。

以下が、過集中の状態をプラスにして、マイナスな影響をできるだけ制限するためのヒントです。

「過集中をプラスにするヒント」

1.「過集中になった時をメモする」

過集中になった時の様子をメモしましょう。過集中になってよかった活動と悪かった活動を記録します。

2.「時間を無駄にしないよう予定を立てる」

過集中で時間を無駄にしないよう、前もって予定を立てておきましょう。

予定通りに行動し、予定にないことはしないようにすれば、過集中で時間を無駄にする事態は避けられるでしょう。

たとえば、税金の処理をする日をあらかじめ決めておき、税金の処理はその日だけに集中して行うようにします。

3.「「プラスにならないこと」への過集中は制限する」

プラスにならないことへの過集中は制限しましょう。

いったん過集中になると、元の状態に戻るのは難しいです。それを十分に認識しましょう。

たとえば、ゲームで過集中になることが多い場合、ゲームは仕事のある平日にはやらず、週末にやるようにすれば仕事に支障をきたすことはなくなります。

4.「大音量のタイマーを離れた位置に置く」

過集中で、大事な約束をすっぽかしてしまう人もいるかもしれません。

過集中を途中で抜けるためには、大音量のタイマーをセットするのがおすすめです。加えて、タイマーは離れた位置に置くのがポイントです。

タイマーを離れた位置に置けば、タイマーを止めるために物理的に動かなければなりません。そうすれば、過集中から強制的に脱しやすく、簡単に過集中を止められます。

参考記事:ADHD and Hyperfocus

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