研究によると、ADHDの人は、自分と同じADHDの人に魅力を感じることが多く、パートナーにADHDの人を選ぶ傾向があります。
この自分と似た行動をする相手にひかれることを「同類交配(assortative mating)」と言います。ADHDの人には、この同類交配の傾向が、定型発達の人よりも多いです。
しかし、この同類交配ですが、ADHDの人にとっては悪い影響を与えることが多く、結果としてADHDの人はパートナーとの関係で苦労します。
調査では3つのグループを比較したところ、ADHDの傾向の強いグループで最もパートナーにADHDの人を選ぶ人が多く、また、ADHDのパートナーを持つ人は、パートナーからの暴力行為や金銭のトラブルを経験している人が多いことがわかりました。
この同類交配の傾向は、ほかにもアルコール依存症や、全般性不安障害、うつ病、パニック障害の人にもよく見られるそうです。
まとめ
- ADHDの人はパートナーにADHDの人を選ぶことが多い(同類交配)
- ADHDのパートナーを持つ人は、パートナーからの暴力行為や金銭のトラブルを経験している人が多い
参考記事:Study: Assortative Mating Negatively Affects Relationships of Adults with ADHD
リンク