成功するには「ToDoリスト」を作るべきだとよく言われます。ADHDの人にもよくすすめられますね。
今日一日何をやるかをリストアップしておけば、効率的に仕事ができますし、達成感も得られやすいのだと思います。
しかし一方で、「ToDoリスト」があることで、やり残したことに後悔を感じたり、達成感が得られず落ち込んだりすることになる可能性もあります。これは諸刃の剣ですね。
特にADHDの専門家によると、ADHDの人は生産的であることを好む傾向にあるそうです。「物事を成し遂げるために」、睡眠時間を削ったり、運動したり、その他様々な活動をするのだそうです。
ですから物事が達成できないと、ADHDの人はよけいに落ち込んでしまうのかもしれません。
そこでADHDの専門家は、ADHDの人に「しないことリスト(Don’t Do list)」を作ることを提案しています。(以下の記事を参照)
すること(ToDo)のリストではなく、しないこと(Don’t Do)のリストを作るということです。最近ニートのカリスマ的存在であるphaさんが「しないことリスト」という本を出して話題にもなりましたよね。
「しないことリスト(Don’t Do list)」は、自分の人生で必要のないこと、邪魔になることをしないことで、その時間を別の重要なことに使うことができる、というプラスの効果があります。
この「しないことリスト(Don’t Do list)」は、人によって異なります。
自分にとって何が重要で、何が重要でないのか、そのことによって変わってきます。ですから自分オリジナルの「しないことリスト(Don’t Do list)」を考えてみましょう。
以下はADHDの専門家や私が考えた「しないことリスト」のサンプルです。
目次
ADHDの人の「しないこと」リストの例
「砂糖は食べない」
砂糖を食べすぎると砂糖依存症になり、砂糖が切れると集中力や注意力に支障が出ます。「シュガークラッシュ」とも言われています。
参考記事:砂糖はADHDを悪化させる?ADHDと砂糖の関係とは
「朝はテレビを見ない」
注意力を奪われて仕事に遅れてしまうかもしれません。
「携帯電話を1時間に1回以上チェックしない」
気が付いたら携帯電話をいじってしまっている人も多いでしょう。携帯電話を見ないと落ち着かないという人もいるでしょう。私もその一人です。まるで携帯依存症ですよね。
しかし携帯電話をいじっている時間はもったいないですよね。その時間、他にもっと生産的なことに使ったほうがいいのかもしれません。
「マルチタスクはしない」
マルチタスクをしていると気持ちは良いかもしれませんが、物事を完成させられなくなります。
「メールを一日開いておかない」
「思いついたことをすべて行動に移さない」
代わりに思いついたことをノートに書き留めておきましょう(行動には移さない)。そうすれば仕事を続けられます。
「過集中にならない」
もし過集中の状態が始まると、重要な会議などを忘れてしまったりします。
「一度にコンピュータのウインドウをを3つ以上開かない」
「FacebookやSNSは夕方になるまでチェックしない」
「真夜中になるまでベッドには行かない」
「インターネットを見すぎない」
これは私ですね・・。ついついパソコンを開いたらインターネットをチェックしてしまうので、時間がどんどんなくなってしまいます。
「〇〇の仕事はしない」
「しないことリスト」の一つとして、「しない仕事」をリストしてもいいかもしれません。今までやってみてわかったしたくない仕事や、好きじゃない仕事をリストアップすれば、おのずとしたい仕事がみつかるかもしれませんし、仕事探しも効率的になると思います。
仕事を探すのに転職サイトも役に立ちます。「障がい者求人紹介【ラルゴ高田馬場】」(障がい者向け)、アルバイトなら「フロム・エー ナビ」などがおすすめです。
以上が「しないことリスト」の例です。
これらのことをしないでいると、いつの間にかしないことが当たり前になります。数週間もすればそれが習慣になるので、それをしていたことすら忘れてしまうかもしれません。
大切なのは継続して習慣にしてしまうことかもしれませんね。 自分なりのしないことリストを作ってみましょう。
参考記事:What Is On Your ‘Don’t Do’ List?