最近の研究で、腸内の微生物(プロバイオティクス)がメンタルヘルスに良い効果を与える可能性があることが明らかになっています。
お腹の調子と気分の調子が関係するというのは少し意外にも思えます。しかしいつも気分が優れないという人は一度腸を整えることを考えてみてもいいかもしれませんね。
近年、人間の腸と腸内の微生物に関する研究が進むにつれて、腸内の微生物は脳とメンタルヘルスにとってとても重要な役割を担っていることが明らかになってきています。微生物研究の専門家であるテッド・ディナン氏は、2000年代初頭に微生物学者の間で話題になっていた「体に良い働きをする微生物(良い微生物)」に興味を抱いたそうです。その理由は、精神病学者として「腸内の良い微生物が人間のメンタルヘルスにどのような影響を及ぼしているのか?」に興味を持ったから、とのこと。
この「良い微生物」というのが、人体に良い影響を与える微生物(善玉菌)として知られる「プロバイオティクス」です。
ちなみに「プロバイオティクス」とは次のような微生物(善玉菌)です。
プロバイオティクス(Probiotics)、とは人体に良い影響を与える微生物(善玉菌)。または、それらを含む製品、食品(善玉菌含有食品)のこと。
人間は体内の微生物のバランスを崩すと病気になるという概念から、体内環境を整えるために、乳酸菌に代表される善玉菌を食品から摂取することで、消化器系のバランスを改善し、病気の発生を未然に抑えることができるとされる。この考えは、アンティバイオティクス(抗生物質)の副作用や、抗生物質によって生まれた耐性菌の発生に対する批判から生まれたものである[1]。
植物性乳酸菌でできるぬか漬け、納豆、味噌なども酸に強く腸まで届くプロバイオティクス食品である。
「プロバイオティクス」は「人体に良い影響を与える微生物(善玉菌)」の総称のようですね。
例としては「乳酸菌」があるそうです。「ヨーグルト」や「乳酸菌飲料」、または「ぬか漬け」「納豆」「味噌」などもプロバイオティクスが含まれた食品です。これらを食べると気分が良くなる可能性があるそうです。
いちど試してみてはいかがでしょうか?
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参考記事:腸が人間の気分を左右する仕組み