ADHDは日本でもここ数年で多くの人が知るようになりました。
しかしアメリカではさらに進んでいるようです。ニュースによると、アメリカではここ10年でADHDの患者数が急増していて、若者の10人に1人がADHDだそうです。学校の教室が一クラス40人とすると、一クラスに4人はADHDの子供がいるという計算になります。
米ADHD患者数10年で43%増、若者は10人に1人以上
【12月9日 AFP】米国の注意欠陥多動性障害(ADHD)の患者数が、21世紀の最初の10年間で43%増加したとの調査結果が8日、発表された。
米国の注意欠陥多動性障害(ADHD)の患者数が、21世紀の最初の10年間で43%増加したとの調査結果が8日、発表された。若者では10人に1人以上の割合でADHDと診断されているという。
このニュースによれば、なぜADHDの患者が急増しているのか、その原因については触れられていません。
一方ではADHDの患者が急増しているのではなく、ADHDという名前が広まることで、自分をADHDと認識する人が増えたからでは、という指摘もあるようです。
米国のADHD患者数の最近の増加については、特殊教育政策の変化やADHDに対する認知度向上が一部反映されている可能性を指摘した研究もある。また他の研究では、1960年代以降、ADHDの事実上の増加はなく、定義や診断の変化が確認される患者数の増加として現れていると指摘するものもある。
ADHDの研究については、日本よりアメリカが進んでいるようなので、今後のさらなる研究に期待したいですね。