ADHDの人は怒りを抑えられないことが多いです。
もちろん、誰もが怒りを感じますし、それは普通のことで健康的な感情です。
しかし、怒りを抑えられないと、本人や周りの人に悪い影響を与えます。
そこで、ADHDの人が怒りをコントロールする方法を紹介します。
ADHDの人が怒りを抑えられない原因
ADHDの専門家であるブラウン博士によると、ADHDの人が怒りを抑えられないのはワーキングメモリーが原因です。
ワーキングメモリーには多数の情報が一時的に格納されます。ワーキングメモリーの情報を処理することで、現在の行動の助けになるのです。
しかしADHDの人の場合、ワーキングメモリーが弱いため、多数の情報を処理する能力が落ちてしまいます。
そのため、ADHDの人が怒りを感じると脳は怒りの感情でいっぱいになってしまうのです。
ADHDの人が怒りをコントロールする方法
怒りはコントロールでき、完全に止めることさえ可能です。
1.怒りを紙に描く
怒りを感じたらそれを紙に書きましょう。紙に書くことで怒りを外に出すことができ、怒りを減らすことができます。
2.怒りを共有する
怒りの原因を、友人やセラピストなどと共有しましょう。そうすることで、怒りを減らすことができます。
3.怒りを恥ずかしく思わない
怒りを感じることを恥ずかしく思わないことも重要です。
4.SNSやニュースなどはあまり見ない
SNSやニュースは怒りの原因となることがよくあります。あまり見ないようにした方が良いでしょう。
参考記事:ADHD and Rage