厚生省は来年(2018年)から、発達障害の人への就労支援を強化するそうです。
具体的な支援の内容は以下です。
厚労省は、まず13都道府県に専門知識と経験を持つ「雇用トータルサポーター」を配置し、学生へのカウンセリングや、他の支援機関への橋渡しを行う。
各地の発達障害者支援センターにも出向いて相談に乗り、企業に受け入れのノウハウを教える。
各労働局は、職場での発達障害の理解者となる「しごとサポーター」の養成も始めた。
悩みを分かち合うため、家族会などの活動も後押ししたい。
これを見る限り、支援は「雇用トータルサポーターの配置」と「しごとサポーターの養成」の2つです。
「雇用トータルサポーターの配置」と「しごとサポーターの養成」とは?
雇用トータルサポーターは、ハローワークに置かれる専門家です。発達障害者の就労支援など、総合的なサポートをします。
しごとサポーターは、発達障害の人が実際に職場で働く際に、理解者となる人です。
発達障害の人は仕事で苦労することも多いですから、この試みは良いと思います。
また、どちらかというと重要なのは「しごとサポーター」のような気もします。働く前段階も重要ですが、苦労が多いのは実際に職場で働く時だと思います。ですから、職場で理解者がいてくれるのは重要なのではないでしょうか。
参考記事:発達障害の支援 社会全体で切れ目なく