ADHDの人の中には成功を収め、億万長者になった人も少なくありません。ADHDの人が成功するための秘訣は何でしょうか?
リチャード・ブランソンさんは、ビジネスで大きな成功を収めた人物です。ヴァージン・グループの創設者で会長を務めています。
そして、彼はADHDであることで有名です。
また、ディスクレシア(読み書き障害)もあり、学校での成績は悪くいじめにもあいました。親もけして裕福ではありませんでした。
しかし、様々なハンディキャップを抱えながらも、大きな成功を収めました。
また、彼はビジネスだけでなく、私生活でも成功を収めています。30年にわたる結婚生活も順調で子供との関係も良く、慈善活動も行い身体的な健康にも恵まれています。
そこで、リチャード・ブランソンさんが考える「成功の秘訣」を紹介します。これはADHDの人が成功するためのヒントになるでしょう。
「朝の日課がある」
毎朝健康的な習慣を続けることは、成功の一歩となります。
朝忙しくなる前に、重要なことを確実にするようにしましょう。
リチャードさんは、朝は必ず「早起きをする」「運動をする」「栄養のある朝食を食べる」ことを心がけています。
「毎日の運動を欠かさない」
リチャードさんは運動の重要性を強調します。「もし運動をすれば、どんなことも成し遂げることができる」そうリチャードさんは話します。
ただし、ADHDの人の中には、定期的な運動ができない人もいるでしょう。
リチャードさんは、運動を継続するには「楽しむこと」と「目標を設定する」ことが大切だと話します。
「砂糖をとらない」
砂糖はADHDの人の悪影響を与える可能性があります。リチャードさんは、砂糖をとりません。
リチャードさんは「あらゆる手を尽くして砂糖を避けましょう。砂糖は命取りになります。」と話します。
参考記事:砂糖はADHDを悪化させる?ADHDと砂糖の関係とは
「自分の殻を破る」
リチャードさんは、自分の殻を破ることが大切だと考えています。
限界を超えれば、人生でさらに得るものが多くなります。
「自分を認め受け入れる」
もし計画がうまくいかず失敗しても、自分を責めるのは止めましょう。
リチャードさんは、これまでに何度も気球で世界旅行をしています。そして、なんと5回もヘリコプターで救出されたそうです。
しかし、彼は冒険を楽しんでいて、何度失敗しても落ち込みません。代わりに、冒険で見た美しい光景や、エベレストやK2の上空を飛んだ時のことを話します。
彼は失敗を恥じるべきではないと考えています。失敗から学び、もう一度チャレンジすればいいと考えているのです。
ADHDの人の最大の批判者は、自分自身です。ADHDの人は、絶えず否定的な言葉が頭の中を駆け巡っています。
遅刻をしたり、他の人より仕事が遅れたり、締め切りに遅れたりしたら、自分自身に怒り狂います。もしかしたら、子供の頃先生に叱られたことを思い出しているのかもしれません。
否定的な言葉が絶えず頭の中を駆け巡っていたら、消耗しうつ状態になるだけでなく、安全圏に留まろうとして冒険をしなくなってしまいます。
ですから、自分を責めるのではなく、自分を認め受け入れてあげましょう。
「直感に従う」
自分の殻を破ることも大切ですが、直感にしたがうことも大切です。
直感は未来を正しい方向に導くガイドになります。
過去、リチャードさんはビルの100階から飛び降りるパフォーマンスをしました。
彼は直感的に嫌なものを感じたそうです。しかしマスコミなども来ていたため、直感を無視して実行しました。
その結果、ケガをしてしまいました。彼の直感は正しかったのです。
「人の良いところを見る」
リチャードさんは、つねに人の良いところを探しています。
「誰にも長所はある」そうリチャードさんは話します。
人に恨みを持たないようにすることも大切です。
参考記事:7 Secrets from a Very Successful ADHDer