自閉症スペクトラムの人に向いている仕事を紹介します。
自閉症スペクトラムの人は、仕事に苦労する人も少なくないでしょう。特性を理解することが大切です。
目次
1.動物関係の仕事
自閉症の子どもは動物と一緒にいると落ち着きます。
そのため、自閉症の人は動物を扱う仕事に向いています。
2.コンピュータプログラミング
世界中で成功しているプログラマーの多くは、自閉症と診断されています。
自閉症の人にプログラミングの仕事が向いている理由は、人とのコミュニケーションがあまり必要とされず、1人でコンピュータに向かう仕事だからです。
ただし、数学についての深い知識と、複雑なシステムを理解するスキルが必要とされます。
3.科学関係の仕事
自閉症の人は、厳密な手順に従い細かく物事を考えることができます。
このタイプの人は、科学に関連する多くの分野に向いています。そのため、科学者、研究技師、研究者または研究助手などに向いています。
4.テクニカル・ライターや統計の専門家
自閉症の人は、自分の考えを反映させずに事実だけを述べます。また、 細部へのこだわりが徹底しています。
そのため、テクニカル・ライターや統計の専門家の仕事に向いています。
5.製造業
反復的な動きと秩序のある環境が好きな自閉症の人は、製造業の仕事に幸せを感じるかもしれません。組立ラインでの作業は繰り返しの作業が多いので、向いているでしょう。
また、車やコンピュータなどを再度作り直す作業を楽しむ人もいるかもしれません。
6.図書館のリファレンス係(司書)
幅広いテーマを掘り下げて学ぶのが好きで、忍耐力や注意力を持つ自閉症の人におすすめの仕事です。
利用者の要望に合った本を見つけたり、図書館の本全体をカタログ化したり、常連の人に本を貸し出すのが主な仕事です。
7.タクシードライバー
道路を覚えるのが得意で、平均以上の視覚空間知能を持っている自閉症の人におすすめです。
最近ではGPSシステムが地図に取って代わっていますが、全ての道を覚えていれば常に最適なルートを見つけるのに役に立ちます。
タクシーを利用する人も、道をよく知っている運転手のことを高く評価します。 また、会話が苦手な人でも、目的地に到着すればもう話をしなくて済むので問題ありません。
8.テレマーケター / テレマーケティング
テレマーケティングの仕事は、電話でお客さんに商品・サービスを買ってもらう仕事です。これが自閉症の人におすすめなのは少し意外かもしれません。一日中見知らぬ人と電話で話すからです。
ただし、この仕事は話す内容が決まっていることが多く、それに従えば良いので会話の内容は予測可能です。内容がいっさい決まっていない日常会話とは異なります。
自閉症の人は従うべき公式があり、会話の方向性が予測可能であることを好みます。その点で、自閉症の人に向いている仕事といえるでしょう。
まとめ
理系の人はプログラミングや科学関係の仕事に、文系の人は動物関係や製造業、テクニカル・ライター、司書、テレマーケティングの仕事に向いているのかもしれません。
ただし、プログラミングは理系文系関係なくできる仕事かもしれません。しかし、数学の理解などのスキルが必要とされると思います。
自身の適性や好みをよく考えたうえで、これらの仕事を考えるとよいでしょう。
参考記事:5 Good Career Choices for People With Autism Spectrum Disorder / 5 Great Jobs for Individuals with High Functioning Autism Jobs for People with High Functioning Autism