あなたは毎日何時間寝ていますか?
もし6時間以上寝ていない場合、それはまったく寝ていないことと同じかもしれません。
アメリカペンシルバニア医科大学の研究によると、毎晩6時間しか寝ていない人の認知能力は、徹夜状態の人と同じということが明らかになりました。
つまり、睡眠を6時間以上とらないと、疲れが取れず、寝る意味があまりないということです。
あなたが毎晩6時間しか寝ていないというなら、2日間にわたって一睡もしていない、完徹状態の人と同程度まで認知能力が下がっているかもしれません。
これはペンシルベニア医科大学の研究チームが行った睡眠に関する研究で明らかになったものです。研究では、成人48名(21~38歳)を対象に、2週間の実験期間中、それぞれ1日の睡眠時間を4、6、8時間までに限定しました。
つまり毎日6時間程度の睡眠では、丸2日徹夜しているのと同じくらい悪い影響があるということになります。1日4時間睡眠のグループも同様に成績が悪化しましたが、より早い時期に底を打ちました。
ちなみに日本人の平日の平均睡眠時間は「7時間14分」(2010)です。
さらに40~50代になると6時間台になります。これは調査が開始された10年前と比べると、1時間ほど短くなっているそうです。
また世界18の国と比べると、日本人の睡眠時間は2番目に短いそうです。
もし6時間寝ても徹夜したのと同じであれば、次の日の仕事にも大きな影響が出ますよね。できれば最低7時間は寝たいものです。
また長生きの一番の秘訣は「睡眠」という人もいます。あの漫画家の水木しげるさんは睡眠が大好きで、生前睡眠の重要性を話していたそうです。
仕事や生活をがんばるためにも、また長生きのためにも、睡眠は大切にしたいです。
参考記事:研究結果:毎晩6時間寝ても疲労度は徹夜と変わらない? /[睡眠の重要性]眠らない日本人。理想は、7時間?8時間?