現在日本でADHDに効果のある薬として承認されているのは、「コンサータ(メチルフェニデート塩酸塩徐放錠)」と「ストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)」の2つです。
「コンサータ(メチルフェニデート塩酸塩徐放錠)」
「コンサータ(メチルフェニデート塩酸塩徐放錠)」はドーパミンの再取り込みを防ぐことによって「不注意」「衝動性」「多動性」などの症状を抑える薬です。その効果は約12時間持続します。
コンサータは大人のADHDにも効果があるとして注目されています。
ただし、大人のADHDと診断された人のうち、コンサータを使って効果があるのは5割から6割くらいではないかとも言われています。
副作用もあり、「食欲減退」や「睡眠しにくい状態」「翌日に疲れが出る」などがあります。
「ストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)」
「ストラテラ」は大脳や脳幹といった中枢神経にはたらきかけて、精神活動を活発にしたり神経を覚醒させる作用をもつ薬です。
ADHDの症状である「不注意」「多動性」「衝動性」を改善する効果が期待できます。
ストラテラも大人のADHDに効果があるとされています。
主な副作用は「悪心」「食欲減退」「傾眠」「口渇」「頭痛」などがあります。
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