「隠れアスペルガー」という言葉を知っていますか?
隠れアスペルガーとは、病院ではアスペルガーと診断されないが、普通の人とも違う変わった人のことだそうです。
いわば、真性アスペルガーと普通の人の間のグレーゾーンに位置する人のことです。
「真性アスペルガーは90~100人に1人いるのに対し、隠れアスペルガーは40~50人に1人」だそうです。
これが本当なら、隠れアスペルガーのほうが数は多いということです。
隠れアスペルガーの人ははっきりとアスペルガーと診断されないため、普通の人だけど少し変わった人として扱われます。そして、これが辛いという人も少なくないと思います。
隠れアスペルガーについての本も出ていますので、『隠れアスペルガーという才能 (ベスト新書)』興味のある人は読んでみるとよいかもしれません。
ところで、アスペルガー症候群は、精神科を受診すると「アスペルガー症候群である」と診断が下される。しかし、症状が比較的弱いために、アスペルガーの診断が下されず、周囲からも「ちょっと変わった人」としか見なされない人たちがいる。その人たちを、本書は「隠れアスペルガー」と呼んでいる。人数にすると、日本では真性アスペルガー(本書では「隠れ」に対してそう呼ぶ)が90~100人に1人いるのに対し、隠れアスペルガーは40~50人に1人。発達障害カウンセラーとしてアスペルガーを診てきた著者の体感では20人に1人はいるのでは、と推測している。