ADHDを持つスポーツ選手5人

東京オリンピックが話題ですが、スポーツ選手の中にはADHDを持っている人が少なくありません。

ADHDの特徴である多動性や過集中、衝動性が、スポーツの世界では強みとなる可能性があります。

一流のアスリート選手は、一般よりもADHD(注意欠陥・多動性障害)の人が多いという研究結果もあります。

そこで、ADHDを持つスポーツ選手を紹介します。

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1.ジャスティン・ガトリン(短距離走者)

アメリカの短距離競走選手で、アテネオリンピック100mの金メダリストです。

ガトリン選手は、小学校1年生のときにADHDと診断されました。しかし、彼はADHDがあったからこそ、陸上競技への情熱が高まったのだと言います。

「教室では集中するのが苦手だったのですが、競技に参加することで集中できるようになりました」

彼は大学生の時、服用していたADHDの治療薬がドーピングに当たるとして、出場禁止処分になりました。

彼は大学の成績を維持するために薬を飲み続けるか、それとも競技を優先して薬をやめるか決断を迫られ、結局薬をやめることにしました。

「陽性と判定された日以降、二度と薬は飲みませんでした」とガトリンは話します。

その後、彼はまた競技を開始し、徐々に集中力を取り戻していきました。そして、アテネオリンピックで金メダルを取りました。

2.カミー・グラナート(アイスホッケー選手)

カミー・グラナートは、アメリカ女子ホッケー史上、最も多くのゴールを決めた選手です。

1998年の長野冬季オリンピックでは金メダル、2002年のソルトレークシティー大会では銀メダルを獲得しました。

しかし、華々しい活躍の一方で、私生活では苦しんでいました。

請求書の支払いもできませんでした。家の中も散らかっていました。世の中に出回っている整理整頓の本を片っ端から買いましたが、それらも部屋が散らかる原因となってしまいました

何年もの間、彼女はこの混乱を単なる物忘れのせいにしていました。そして2003年、彼女はスポーツ心理学者からADHDについての話を聞きました。その症状は彼女にぴったりと当てはまりました。医師に相談したところ、診断結果が出ました。

グラナートは、「私はたぶん、小さい時からADHDだったと思います」と話します。子どもの頃、両親は彼女のことを 「リトル・トルネード」と呼んでいたそうです。

しかし、氷上では、グラナートのエネルギッシュな行動が強みになったのです。

3.クリス・ケイマン(バスケットボール選手)

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クリス・ケイマンは、2歳のときにADHDと診断されました。

4歳のときには、ベビーシッターを家から追い出して、料理に挑戦したこともありました(プリングルスをケチャップで炒めたものを作りました)。

7歳のときには火事を起こし、消防車が来たこともあります。

高校時代、彼は学校で問題行動をよく起こし、何度も停学処分を受けていました。

しかし、彼はADHDを問題だと思ったことはありません。

「確かにつらいこともありましたが、それを気にすることはありません。ADHDの子供を持つ親は、ポジティブでいなければなりません。子どもは少しクレイジーかもしれませんが、彼が失敗するたびに落ち込んではいけません。誰でも失敗するものです。それが人生です」

高校では授業に集中することができませんでしたが、1つだけ得意なものがありました。それがバスケットボールでした。

彼はその後スポーツ奨学金を獲得し、大学に進学します。一方で、薬のせいで体重が減り、疲労感があることから、薬をやめます。

2003年にプロに転向し、プロのバスケットボール選手として活躍しています。

4.シモーネ・バイルズ(体操選手)

アメリカの女子体操選手です。

2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、女子団体・個人総合・跳馬・床で金メダルを獲得し4冠を達成しました。

また、世界体操競技選手権では2013年から2019年現在までに通算で25個のメダルを獲得し、男女を通じて史上最多のメダル獲得者となっています。

彼女は、自身のTwitterでADHDであることを明らかにしています。

5.マイケル・フェルプス(水泳選手)

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「水の怪物」とも言われる、アメリカの水泳選手です。

オリンピックでのメダルの通算獲得数は28個、金メダルの通算獲得数は23個で、歴代1位の記録となっています。

また、北京五輪で獲得した8個のメダルは全て金メダルであり、オリンピック1大会で8個の金メダル獲得というのは史上初の記録です。

彼は、9歳のときに注意欠如・多動性障害(ADHD)と診断されています。

最近では、メンタルヘルス(精神衛生)関連企業の役員に就任しています。

まとめ

通常ならネガティブになりやすいADHDの特徴が、スポーツの世界ではポジティブになりやすいのかもしれませんね。

もちろん、アスリートになれるのは少数かもしれませんが、スポーツをすること自体が、ADHDの改善に役に立つ可能性もあります。

運動をすることで、重度のADHDが改善したという研究結果もあります。

参考記事:ADHD may be more common among elite athletes / On Your Mark, Get Set, Glow: 3 Inspiring Athletes With ADHD

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