最新の研究で、ADHDの人は糖尿病になるリスクが高いことがわかりました。
A diagnosis of ADHD increased the likelihood of diabetes by as much as 50% for adults with ADHD, according to a recent study from the National Health Interview Survey that found the strong correlation independent of BMI.
Study: Risk for Diabetes 50% Higher for Adults with ADHD
これは、糖尿病とADHDの関連性についての同様の研究を確認するための研究で、「 Journal of Diabetes」 に掲載されました。
研究によると、ADHDの成人は糖尿病のリスクが有意に高く、ADHDでない成人に比べて糖尿病になる可能性が50%高いことが報告されました。
研究者らは、2007~2012年の国民健康調査 (NHIS) のデータを、20歳から79歳の成人に焦点を当てて再検討しました。
調査の参加者52,821人中1,642人がADHDと診断され、4,631人が糖尿病と診断されました。
そして、研究者は年齢、性別および民族を調整した上で、ADHDの参加者はADHDでない参加者と比較して糖尿病である可能性が高いことを明らかにしました。
また、ADHDと診断された成人は、教育、家族収入、喫煙状況、飲酒、身体活動およびBMIなど別の因子を考慮に入れた後でも、依然として糖尿病である可能性が高いことが示されました。
研究者らは、この研究結果が「ADHDが糖尿病の新しい危険因子である可能性を示して」おり、「この知見が将来の研究で再現され確認されれば、ADHD患者には糖尿病の早期スクリーニングと予防が正当化される可能性がある」と結論付けました。
ADHDと糖尿病の組合せは意外なような気もしますし、なぜ関係があるのかはわかりません。今後のさらなる研究が期待されます。
参考記事:Study: Risk for Diabetes 50% Higher for Adults with ADHD