岐阜県に住む自閉症の男性が画家として企業に就職しました。
画家として企業に就職するのはかなり珍しいことのように思えます。
形象派美術協会岐阜支部に所属し、重度の自閉症がある大西達也さん(20)=岐阜市北一色=が今月から、愛知県の企業で在宅勤務の画家として働き始めた。
職種は在宅勤務の広報係。個展を開催する際に同社の所属だと示し、企業PRをする。自宅での制作活動を労働時間に換算し、週20時間働く。業務報告に応じて賃金が支給されるという。
就職先は「呉服販売の専門店チェーンを展開する「ほていや」(名古屋市中区)」という企業です。
ただし、「在宅勤務」「週20時間」なので、普通の会社員の働き方とは少し違うようです。
「厚生労働省愛知労働局」の仲介
これは「厚生労働省愛知労働局」の仲介による「芸術分野で障害者の雇用を促す取り組みの一環」です。
この同局が画家として雇用するのはこの男性で7人目だそうです。すでに6人の人が画家として就職しています。しかもこの男性は岐阜県在住ですから、県外出身でも可能なのですね。おそらく在宅勤務だからかもしれません。
画家という職業は収入が不安定になりがちだと思うので、この事例は良いことのように思えます。また作業所の賃金はかなり低いところが多いと聞くので、障がい者の人が働いて自活できる機会になるかもしれません。
今後もこのような取り組みが広がっていけば良いと思います。
<厚生労働省愛知労働局>
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/
参考記事:自閉症男性、画家として就職 個展で企業PR