ADHDの人はタバコを吸う人が多いと言われていますが、アメリカの最新の調査では、ADHDの若い女性は(男性よりも)タバコに依存しやすいことがわかりました。
調査ではADHDの若い男女ともに喫煙者が多いことが確認されましたが、さらに女性のサンプルを増やして調べたところ、男性よりも女性のほうがニコチンに依存する人が多いことがわかりました。
女性のタバコ依存の原因は?
注意力を高める
研究者によると、ADHDの若い女性は注意力を高めようとしてタバコを吸うと考えられます。
ニコチンが特定の脳の領域を刺激する可能性があるため、喫煙がADHDの人の「自己治療」のようになっています。
精神が不安定
また、ADHDの女性はうつ病など精神が不安定になりやすく、それもタバコを吸う要因として関係していると考えられます。
まとめ
タバコというと男性のイメージがありますが、女性のほうがニコチン依存になりやすいというのは意外に思えます。
ADHDの人が無意識的にニコチンで注意力を高めようとするのもなんとなくわかるような気がします。
しかしもちろんタバコは健康に悪いので止めたほうが良いでしょう。依存症になると注意力を改善するのではなく、タバコを吸うこと自体が目的になってしまう可能性もあるからです。
タバコを吸うADHDの人が知っておくべき4つのことも参考になります。
参考記事:Girls with ADHD face increased risk of becoming smokers, study finds