発達障害者に関する社会の関心は広がっています。
そんな中、発達障害者を支援する人のための「資格」が複数創設されたそうです。
創設された資格は、「発達障害学習支援サポーター」「精神・発達障害者しごとサポーター」「発達支援サポーター」「発達支援マネージャー」です。
この中には厚生労働省が創設した資格もあります。それぞれ簡単に紹介します。
「発達障害学習支援サポーター」
一般社団法人「子ども・青少年育成支援協会」が創設した資格です。
主に保育・教育従事者、就労施設職員などを対象にしています。
発達障害のある子どもたちへの学習支援に必要な知識やノウハウを学ぶことのできる資格です。
基礎講座と資格養成講座を受講し、試験に合格すると資格がもらえます。
「精神・発達障害者しごとサポーター」
厚生労働省が創設した資格です。
発達障害者と職場で一緒に働く同僚の人などを対象にしています。
2時間程度の短時間の講座を受講し、障害の特性や同じ職場の仲間としての日常的な配慮のポイントを学ぶことができます。
講座を修了すると、「精神・発達障害に関して一定の知識、理解がある」ということを意思表示するグッズがもらえます。
「発達支援サポーター」「発達支援マネージャー」
埼玉県が独自に創設した資格です。
保育所・幼稚園職員や自治体職員などを対象にしています。
個人的にはこの中では特に「精神・発達障害者しごとサポーター」に興味があります。
発達障害者の人にとって、働く環境は非常に重要だと思うからです。職場に1人でも理解のある人や、サポートしてくれる人がいれば、それだけでだいぶ違うように思えます。その意味で、重要な資格だと思いました。
また支援者資格を持っていることで、たとえば職場で出世できたり、就職や転職に有利になるということも出てくるかもしれません。そうするとウインウインの関係でさらに良いようにも思えます。
もし興味のある人は取得してみてはいかがでしょうか。