発達障害(アスペルガー症候群)のある15歳の男の子が、コーヒー豆の販売店をオープンしたそうです。
15歳という年齢がすごいですね。しかも高校にも進学しないそうです。
群馬県桐生市小曽根町の岩野響さん(15)が、自家焙煎ばいせんしたコーヒー豆を販売する「HORIZON LABO(ホライズン・ラボ)」という店を、同所の水道山中腹に開業した。店のキャッチコピーは「ぼくができることから ぼくにしかできないことへ」。発達障害の一つ、アスペルガー症候群と向き合いつつ、高校には進まない選択をし、自分にしかできないことを探している。
優れた味覚と嗅覚の持ち主
また興味深いのは、この男の子は生まれつき優れた味覚と嗅覚を持っているそうです。
物心ついた頃から、同じ調味料でもメーカーの違いが分かるほど優れた味覚と嗅覚を持つ。
アスペルガー症候群の人は自分に合った仕事を選ぶのが良いと言われるので、この男の子には良い選択なのかもしれませんね。
また、この男の子の親も理解があると思います。普通は、高校に無理やりにでも行かせようとする親のほうが多いと思います。高校に行かずにコーヒー店を開くと言ったら、普通は反対するでしょう。
しかし、すべての人が高校に進学するのが幸せだとも思えません。特に発達障害の人はそうだと思います。普通の人と同じような進路を選択すると苦労する人もいると思います。
障害の特性を理解し、それに合った多様な進路を選択できるといいと思います。
この男の子はそのロールモデルのひとつになるかもしれません。
本も出版
ちなみに、この男の子の本も出版されています。
タイトルは『コーヒーはぼくの杖~発達障害の少年が家族と見つけた大切なもの』です。
興味のある人は読んでみてはいかがでしょうか。
コーヒーはぼくの杖~発達障害の少年が家族と見つけた大切なもの
参考記事:優れた味覚生かしコーヒー豆焙煎 発達障害の15歳が開店