「大人の発達障害」専門の外来のある病院をまとめました。
診断を受ける上で病院選びは重要です。特に、日本ではまだ大人の発達障害を専門とする外来は少ないので、できれば専門性の高い病院で受けたいものです。
また、病院によって発達障害に対する考え方や診療方針は異なります。
大人の発達障害を検査したい人は、これらの病院から自分に合ったところを選ぶのをおすすめします。
ただし、病院の多くは東京や大阪などの首都圏が中心です。
また、私も問い合わせたことがあるのですが、最近は診断を求める人が多く予約が殺到しているようです。そのため、初診まで時間がかかることも多いです。
診断を早く受けたいという人は、複数の病院に問い合わせるのをおすすめします。
目次
東京の大人の発達障害専門外来
昭和大学附属烏山病院 | 発達障害外来・ADHD外来
世田谷区にある病院です。発達障害検査入院も行っています。
主に青年期から成人に達した発達障害を対象としています。
アスペルガー症候群・広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)・注意欠陥多動性障害(ADHD)を中心として、外来診療と対人関係のスキルを身につけて、就労に向けたプログラムをデイケアで行っております。必要に応じて入院治療にも対応しています。
メディカルケア虎ノ門 | 成人の発達障害外来
成人の発達障害外来がある、東京都心(虎ノ門)のクリニックです。夜8時までやっているので、都心で働いている人は通いやすいかもしれません。また、診断後のリハビリテーションにも力を入れているのも特徴です。ただし、料金が高めです。
当院の成人の発達障害の方に対する治療の大きな特徴は、診断後のリハビリテーションにあります。発達障害では正確な診断を受けることは大切ですが、それだけでは就労や生活上の困難さを改善することは出来ません。発達障害に対する正しい知識に加え、自分の得手不得手を学び、コミュニケーションの練習をするなどのリハビリテーションはとても有効です。
晴和病院 精神科・心療内科 | 外来のご案内
東京の新宿にある病院です。平成25年3月から大人の発達障害を対象とする専門外来が開設されています。比較的新しい外来のようです。
また、発達障害の検査入院プログラムも行ってます。
平成25年3月から大人の発達障害を対象とする専門外来を開設いたしました。発達障害には、自閉症やアスペルガー症候群を中心とする自閉症スペクトラムと呼ばれる一群と、注意欠如多動性障害(ADHD)がありますが、私どもの外来では主に自閉症スペクトラムの方を対象としています。いずれ外来診療と合わせて、対人関係スキルを身につけていただくために、就労や復職に向けたプログラムをデイケアで行っています。
東京女子医科大学東医療センター | 「成人期発達障害」専門外来
荒川区にある病院です。「成人期発達障害」専門外来があります。外来診療日は毎週火曜日午前です。
当院の「成人期発達障害」専門外来では、成人(大人)の発達障害の診断を慎重に行い、それぞれの方の“生きづらさ”をどう解決していくかを一緒に考えていく場としてお役にたてればと考えています。
千葉県の大人の発達障害専門外来
大人(成人)の発達障害外来 – 心療内科・精神科 | 柏駅前なかやまメンタルクリニック
千葉県の柏にあるクリニックです。
仁和医院
千葉県の市川市にある病院です。
大人の発達障害専門の外来ではないですが、発達障害の診療も積極的に行っているようです。
ウエブサイトでの発達障害に関する内容がとても充実しており、信頼性が感じられます。掲示板での相談もあります。
大阪・兵庫の専門外来
西梅田こころとからだのクリニック | 働く人のうつ病/大人の発達障害外来
大阪市北区にあるクリニックです。
働けない、働くことで問題となっている原因をいっしょに考えていきませんか。
職場環境×考え方×適性、作業能力の要因にわけることができます。
大人の発達障害外来では発達心理検査やカウンセリングを実施しております。
かえでクリニック | 大人の発達障害について
大阪市城東区にあるクリニックです。
診断に関しては世界基準のDSMに基づき病歴、社会生活上の障害など問診などから伺いそれに各種心理検査(社会不安障害・抑うつ・性格テスト・知能テストをすべて網羅)して行い重症度や他の疾患との鑑別・判断をします。また検査結果もグラフ化してお返しいたします。また当院では発達障害の診断だけでなく、その後今直面している問題をどう解決するか、に焦点をあてています。
ひょうご こころの医療センター | 大人の発達障害
神戸市北区にある病院です。
当センターの大人の発達障害外来は、子どもの頃から診断を受けていた方も、発達障害ではないかと悩んでいる方も診療しています。
発達障害が根本的に治ることはありません。
しかし、対処方法の工夫や周囲の理解、環境の調整で随分と障害は軽減していきます。
時に薬物療法が有効なこともあります。一人一人異なる認知的な特徴を検討して、その方にあった解決方法を探していきます。