カナダで行われた最新の調査によると、ADHDを持つ20~39歳の成人の4人に1人が全般性不安障害(GAD)を患っていることがわかりました。
また、ADHDの女性の方が、不安障害になる確率が約5倍高いこともわかりました。
調査を行ったAndie MacNeil氏は、今回の調査結果は、ADHDを持つ女性も不安を経験しやすい可能性を示唆しており、ADHDを持つ女性へのサポートを充実させる必要性を強調しています。
幼少期に親から慢性的な家庭内暴力などを経験をした成人は、全般性不安障害になる確率が3倍高いこともわかりました。
ADHDを持つ大人が不安障害になる他の要因としては、収入が4万ドル以下であること、親しい人間関係が少ないことなどがあげられます。
調査を行った Fuller-Thomson氏は「ADHDの方で精神的な問題に悩んでいる方は、かかりつけの医師や、ソーシャルワーカー、心理士、精神科医などの精神保健の専門家に相談することが非常に重要です。CBTなどの効果的な治療法があり、生活の質を劇的に向上させることができます」と述べています。
認知行動療法が役に立つようですね。
参考記事:One in four adults with ADHD found to have generalized anxiety disorder
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