同じ発達障害でも、「ADHD」と「アスペルガー」は違う障害です。しかし時々ADHDとアスペルガーは混同されることがあります。
そこで今回はADHDとアスペルガーの共通点と違いをまとめてみました。注意点としてここであげられているのは子供のADHDとアスペルガーの特徴です。
ADHDとアスペルガーの共通点は?
ADHDとアスペルガーの症状の多くは似ています。それでアスペルガーとADHDが混同されることがよくあります。以下が共通点です。
- 椅子にじっと座っていることが苦手
- 社会不適応と他者とのコミュニケーションが苦手
- 話をし出すと止まらないことがよくある
- 興味の無いことには集中することができない
- 衝動的に、または気まぐれに行動する
ADHDとアスペルガーの違う点は?
ADHDとアスペルガーには共通点が多いです。
それではADHDとアスペルガーを見分けるにはどうすればいいでしょうか?少ないながら、ADHDとアスペルガーの症状には違いもあります。そこでADHDとアスペルガーの違う症状を5つずつ紹介します。
ADHDの特徴
- 不注意や物忘れがよくある
- 情報を正確に素早く処理することができないため、学習するのが苦手
- 全てのことを一度触れたり遊んだりすることが必要。特に新しい環境の場合
- 我慢ができない。時には自分の順番が来るまで待つことができない
- 動揺したり悩んだ時それをそのまま表に出す。または他人のことを考えずに行動する
アスペルガーの特徴
- 特定のものにだけ興味を集中する。例えば、スポーツまたは動物など
- 非言語的なコミュニケーションを行うのが苦手。例えば、アイコンタクト、表情の動き、ジェスチャーなどがわからない
- 他人の気持ち(感情)に共感したり理解することができないように見える
- 話をする時に単調な調子だったり、リズムが無い
- 運動技術が欠けている。例えば、ボールをキャッチしたり、バスケットボールのドリブルができない
参考記事:Asperger’s or ADHD? Symptoms, Diagnosis, and Treatments