仕事恐怖症(エルゴフォビア)とは、その名の通り、仕事に対する恐怖症です。
この恐怖症になると、職場などで呼吸困難やめまい、過度の発汗、吐き気、パニック障害などを引き起こします。
南アフリカのポートエリザベスに住むローナ・リーベンバーグさんも、このエルゴフォビアに苦しんでいます。
仕事について考えるとめまいがする
彼女は仕事について考えると、極度の恐怖を感じます。心臓の鼓動が激しくなり、過度に汗ばみ、めまいがします。彼女はこれが17年間続いているそうです。
彼女は18歳の時仕事に恐怖を感じて、勉強を続けることを選びました。しかし、その後仕事をしなければならくなります。幸いなことに、最初の職場は問題ありませんでした。
しかし、その職場を離れてからは、仕事に対する恐怖が強くなりました。それからは15の職場を転々としました。新しい会社や上司に恐怖を感じました。
53歳で年金もなく、母親と親戚に頼る日々
20年がたち、彼女は現在53歳です。現在もなお仕事に対する不安に苦労しています。
その結果、彼女は経済的に苦しい状況に置かれています。年金もなく、87歳の母親と親戚に頼って生活をしています。
心理療法や催眠術も試してみましたが、助けにならないそうです。
仕事での失敗や職場での人間関係に対する恐怖
臨床心理学者によると、仕事恐怖症の中でも特に強く感じる恐怖は、人前でのプレゼンテーションや、締め切りに間に合わないなど、主に仕事で失敗することに対する恐れだそうです。
また、同僚や上司との付き合いなど、人間関係に対する恐怖も関係しています。
仕事に対する回避行動が続くと、さらに症状は悪化する可能性があるそうです。
これは外国の例ですが、ニートや引きこもりが問題になっている日本でも、仕事恐怖症の人はたくさんいそうに思えます。
また、仕事恐怖症に関しては以下の記事も参考になります。

via:’I have ergophobia – fear of the workplace’