時々、「ビルメンテナンスの仕事は発達障害の人に向いている」と聞きます。
はたして、発達障害の人は「ビルメンテナンスの仕事」に向いているのでしょうか?
ネットの情報や自分の経験などを踏まえて考えてみました。
ビルメンテナンスの仕事とは?
ビルメンテナンスは建物(ビル)を管理する仕事です。
たとえば、電気室や機械室の見回りや点検、空調の運転監視、さらに電球の交換やトイレの修理などもするようです。
ビルメンテナンスの仕事は発達障害の人に向いている?
ビルメンテナンスの仕事は発達障害の人に向いていると思います。
というのは、対人関係があまりなく、仕事も決まりきったもので臨機応変な対応はあまり求められないと思うからです。
特に、対人関係が苦手なアスペルガーの人に向いているのかなと思います。
また、私も似たような仕事(施設警備)をしたことがあり、それは長く続いた(3年以上)ので個人的な経験からもそう思えます。
ただし、決まりきった退屈な仕事が苦手な発達障害の人(ADHDの人など)もいるので、これは個人の適性も関係があると思います。
忘れっぽい人や注意力が不足している人は注意
また、設備を点検する仕事があるので、忘れっぽい人や注意力が不足している人は、故障や修繕箇所を見落としてしまう可能性があります。
ADHDの人は忘れっぽかったり、注意力が不足していることも多いので、その点は注意したほうがいいように思えます。
私も以前施設警備の仕事をしていた時に、エアコンのスイッチを消すのを忘れたり、窓を閉め忘れたりというミスが何度かありました。
自覚のある人は、事前にチェック表を作ったりして、きちんと準備をしておいたほうがよいと思います。
また、ミスにそれほど厳しくないような職場を選ぶのも重要だと思います(あるかわかりませんが・・・)。
資格を取得すると有利になるかも
ビルメンテナンスの仕事は資格を取得すると就職や転職などで有利になるようです。
特に、以下の4つが「ビルメン4点セット」と言われている資格です。
- 二級ボイラー技士
- 危険物取扱者乙種4類
- 二種電気工事士
- 第三種冷凍機械責任者
資格の取得はそれほど難しくないようです。また、これらの資格がなくてもビルメンテナンスの仕事はできるようです。
しかし、個人的には発達障害の人は資格を持っていたほうがよいと思います。
というのは、資格があれば発達障害の人の欠点をカバーできるからです。
対人スキルが低かったり、注意力が欠けていたりという発達障害の人の特徴は、普通の人と比べると不利になります。それをカバーできるものの1つが資格だと思います。
もちろん無理に資格を取る必要はありませんが、もし余裕があるなら1つでも資格を取っておいたほうがよいと思います。
まとめ
- 発達障害(特にアスペルガー)の人はビルメンテナンスの仕事に(比較的)向いている。
- 個人差もあるので自分の適性をよく考える。専門家の意見を聞くことも大切。
- 注意力が不足していたり物忘れが多い人は注意が必要。
- 資格はあったほうがよい(欠点をカバーできる)。
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