ある心理学の研究で、記憶力が高いとされる人たちを詳しく研究したものがあります。
この研究でわかったことは、記憶力が高いとされる人たちは、必ずしも記憶力が良いわけではないということです。
記憶力が高いとされる人たちは、記憶をサポートする環境を作っていたのです。
たとえば、何かが足りなくなったとき、買い足すことを忘れないよう視覚的なリマインダ―を作っていました。そうすることで、買い物を忘れないようにしたのです。
一見記憶力が高いように見えたのは、このせいです。
忘れないようにする環境作りをするのが大切
同じように、物忘れが多い人は、無理に物を覚えようとするのではなく、忘れないようにする環境作りをするのがおすすめです。
その一つの方法が、予備を用意しておくことです。
よく忘れてしまいがちなものを、自宅や職場、車用に複数用意しておくのです。たとえば、充電器を自宅に忘れてしまっても、職場にもう1つ充電器があれば、充電の心配はなくなります。
そのほうが生活も楽になりますよね。
ADHDの人は楽より困難を選ぶ?
しかし、特にADHDの人は、生活を楽にするよりも、物忘れをする自分を責めたり、あえて困難なほうを選ぼうとする傾向があるそうです。
ADHDの人は、「覚えてなければならない」「整理できなければならない」と考え、必要以上に複雑でストレスの多い生活をするのです。
しかし、物忘れをする自分を叱り厳しく鍛えるよりも、物忘れをしても問題とならない環境を整備したほうが楽になることが多いですよね。
それに忘れ物をした時に考える時間を、他の有意義なことに使えます。
予備で用意すると良いアイテムの例
たとえば、こちらが予備で用意しておいたほうが良いアイテムの例です。これらを自宅、職場、車用などで予備に用意しておくとよいでしょう。
- 携帯電話などの充電器
- その他の充電器(ノートパソコン、タブレットなど)
- 薬
- サプリメント
- 旅行好きの人は、予備の洗面道具など
これは人によって違うと思います。自分の生活を見直して、もし忘れることが多いアイテムがあったら、予備で用意しておくのがおすすめだと思います。
時間は有限ですし、できたら生活はシンプルに、楽にしたほうがいいですよね。
参考記事:A Simple Tip to Make Your Life Less Complicated