突然、昔の嫌な思い出が頭の中に浮かんでくることはありませんか?
これは「フラッシュバック」と呼ばれる現象です。
私も学生時代にいじめられたことや、大人になってからの仕事の失敗、上司から怒られたことなどが、かなり昔のことにも関わらず、ふいに頭に浮かんでくることがよくあります。
そんな時は、思わず「あああ!」などと、変な声を上げてしまうことがよくあります。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?そして、どのように対処すれば良いのでしょうか?
嫌な思い出が浮かんできてしまうのはなぜ?
私たちは、過去の嫌な経験を思い出さないように、無意識に抑圧しています。
いわば、嫌な経験にふたをして閉じ込めているのです。これは、人間の防衛的な反応です。
しかし、ときどき、そのふたをしめていた嫌な経験が、意識に上ってきてしまうのです。
嫌な感情は潜在意識から生まれる
私たちが普段意識することのできるものは、「顕在意識」と呼ばれます。しかし、これは意識の中の10%しか占めていないそうです。
そして、残りの90%を占めるのは、「潜在意識(無意識)」です。
そして、嫌な感情の多くは、この潜在意識からもたらされているのです。
ですから、この潜在意識にある嫌な感情は、いくらふたをして閉じこめても、どうしても顕在意識に浮かんできてしまうのです。
そこで、これに対処する方法をいくつか紹介します。
対処法
1.「タッピング」
嫌な感情が浮かんだら、顔や体の一部を指で叩きます。
そうすることで、嫌な感情を消すことができます。
また、タッピングは集中力を高めたり、感情のコントロールにも役に立ちます。
2.「深呼吸をする」
頭がうわー!となったら、深呼吸をするのもおすすめです。
3.「嫌な思い出をメモする」
嫌な思い出が何度も浮かんできたら、思い切ってそれをメモします。
そうすることで、嫌な感情を頭から出すことができます。