ADHDの人が「シャイ」な性格を克服するための9の方法

ADHDの人と「シャイ」な人というのは、イメージでは正反対のようにも思えますよね。ADHDの人は活動的で、元気なイメージがあり、シャイな人は、おとなしく自分の殻にこもるというイメージです。

しかし実はADHDでシャイな人というのは案外たくさんいるようです。特に日本人はシャイな人が多いので、諸外国よりもシャイなADHDの人というのは多そうです。そこで今回はシャイとADHDの関係に関する記事を紹介します。

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「シャイ」とは?

*シャイ(shy)は、日本語で「恥ずかしがり屋」「人見知り」という意味になります。「内向的」とは違うので注意が必要です。以下の文章でのシャイも「恥ずかしがり屋」「人見知り」という意味で使用しています。

「シャイ」は、近くに人がいる状況で不安やぎこちなさを覚える感情です。たいてい、新しい環境や人と出会う時にそれが増します。赤面したり、話をするのが恥ずかしく感じるのは、シャイの感情です。

シャイを感じると、行動がストップしてしまいます。シャイな人はシャイな感情を覚える状況では不快感と居心地の悪さを感じるため、行動しないほうがましだと思ってしまうのです。

ただしシャイは孤独と欲求不満を生みますが、永遠に続くものではないことが重要です。シャイな人でも自信を持ち安心感を得ることができる方法がたくさんあります。

私たちの社会は社交的な人の価値が高く、シャイな人の価値は低くなりがちです。またシャイの人は「冷たい」や「威張っている」などと誤解されがちです。もちろんそれは真実ではありません。

有名な人の多くはかつてシャイだったか、現在もシャイな人です。シャイだからといって、成功できないわけではありません。

「シャイ」と「内向的な性格」の違い

シャイは「内向的な性格」とは関係がありません。外向的でも内向的でもシャイになります。シャイな人も内向的な人も両方、社交の場を避けがちですが、その避ける理由は異なります。

内向的な人は孤独になることで元気を回復します。そのため社交の場を避けるのです。しかしシャイな人は「自分が傷つくことを恐れる」ために、社交の場を避けるのです。

シャイの原因は?

シャイについての研究はまだ研究途上の段階です。ただしこれまでの研究で明らかになったことは、シャイは「遺伝」と関係があり、また「子供時代の生育環境」と「成長過程の経験」の両方から影響を受けているということです

大人のADHDとシャイ

大人のADHDの人の中にも、シャイで悩んでいる人がいます。ADHDの典型的なイメージは過度に活動的で、場を盛り上げるようなタイプなので、シャイとは正反対のようにも見えます。しかしADHDにはもっと多様性があります。

ADHDの人は、衝動的な行動や発言、または空気が読めない、社会生活のルールを壊してしまうことなどにより恥を感じ悩むことが少なくありません。過去の行動や、周りの人からの批判で多大な恐怖が蓄積されています。加えて、世間話もADHDの人には苦痛です。そのため、シャイになる人も多いのです。

専門家によると、シャイの三つの要素は以下になります。

1.過剰な自意識(自意識過剰)
2.過剰なまでに自己評価が低い
3.過剰なマイナスの「自己没頭」(他人と一緒にいる時、いつも自分は「間違った」ことをしていると思ってしまう。)

特にADHDの人は「過剰なまでに自己評価が低い」のが特徴です。それでは次に「シャイ」を改善する方法を紹介します

ADHDの人が「シャイ」を改善する方法

1.「「シャイ」が理由で起きている問題の「ありか」を特定する」

おそらくあなたは「全ての場面」でシャイであるわけではありません。たとえば、家族の前では堂々としていませんか?

そしてシャイを改善したほうがよいと思う場面はどこですか?たとえば、職場でのプレゼンテーションや、デート、新しく出会う人の前など・・・その場面を特定し、改善をしていきましょう。

2.「自分のことをシャイだと決めつけるのは止める」

成長して大人になると、大人の善意から次のようなことをよく聞くかもしれません。「○○(人の名前)については心配いらない、彼はシャイなだけなんだよ」。

このような言葉は、その人がただ「シャイ」なだけであって、「失礼」な人間ではないということを周囲に伝えるためには役に立ちます。

しかしもし一旦自分をシャイな人間だとラベル付けしてしまうと、次からはそのラベルに自分を合わせようとしてしまうのです。今からでも遅くありません、自分をシャイだと思うのは止めましょう!

3.「自尊心を高める」

自尊心を高めることは、シャイを減らすのにとても役に立ちます。自尊心はとても重要です。こちらに自尊心を高める方法を紹介します。

a.今現在悩んでいることをのすべてを特定していきましょう。それから、解決できそうなものを見つけましょう。たとえば私の知人は、増えすぎた自分の体重を減らすことで劇的に自尊心を高めることができました。

b.生まれつき得意なものはなんですか?ADHDの人は、莫大な時間を費やして自分の欠点を「直そう」とするあまり、自分の生まれつき得意なものを見つける余裕もない人が多いです。例えば、ピアノ、芸術、ダンスなどを毎日か週末にでもやってみて、自分の得意なものを見つけましょう。

参考記事:ADHDの人が「自尊心」を高めるための5つの方法

4.「自分を批判するのはやめる」

シャイな自分を改善するためには、思いやりを持って自分に語りかけることがとても役に立ちます-「批判」ではありません。

例えば気分が落ち込んでいて食べ物を落としてしまったり、人の名前を忘れてしまったりしても、それは問題ではありません(それで自分を批判してはいけません)。その代りに、努力して改善しようとしたという事実に目を向けましょう。

5.「誰もあなたを見ていません」

シャイな人は、人がいる場所に出ると自意識が過剰になります。まるで誰もが自分の一挙手一動を見ているような気持ちになってしまうのです。

しかしそんなことはありません。シャイな人は自分が他人にどう見られるかを考えてばかりいるのです!または「自分を噂しているのではないか」と他人の話しが気になってしまったりします。

たとえあなたが周りからとても愛される人だとしても、全ての人があなたを見ているわけではありません。リラックスしましょう。

6.「面白いことを言わなくてもいい」

多くの人は、面白い話のネタなど持っていません。たとえ「面白いことを言わなければいけない」とプレッシャー感じても、気にする必要はないのです。

ただしADHDの人は新しい情報に敏感な人も多いでしょう。そうしたらきっと周りの人も知らない面白い話もできるかもしれません!

7.「社交術を学ぶ」

成長して大人になると、社交の技術を訓練する場はなくなります。もうすでに「知っている」とされてしまうのです。ADHDの人にとってそれは問題です。

ただし社交技術を発達させるための方法はたくさんあります。たとえば『人を動かす』という本は古典ですが、たくさんのヒントがあります。

例えば、あなたが社交上手だと周囲に思わせるにはどうしたらいいでしょうか?それはあなた自身がたくさん話すのではなく、いくつかの質問をしてほかの人にたくさん話をしてもらうことなのです。

8.「趣味が同じグループに参加する」

趣味が同じ人たちのグループに参加することは、シャイを克服するための素晴らしい方法です。なぜなら趣味が同じ人と一緒にいれば、「会話をすること」とが中心ではなく「一緒に活動すること」が中心になるからです。

そのうえ、自動的に共通点ができるので、会話もしやすくなります。たとえば、走ることが好きならばランニングをするグループに参加しましょう。他には写真や料理のグループなど、趣味の数だけグループはあります。今はインターネットもあるので、あなたの住んでいる地域にあるグループを探してみましょう。

9.「記録をつける」

GoogleドキュメントやWordを開いて、これまでの進歩の記録をつけましょう。「自分の殻」を壊すたびに、何が起こるのかを記録するのです。

何か悪いことが起きましたか?何か良いことは起きましたか?「辛かった出来事」を文書にしてみると、思ったほどひどいものではなかったということに気がつくかもしれません。

記録をつけることでこれまでの進歩が目に見えてわかり、悪いことはほとんど起きていないということがわかるでしょう。またいままで悪いと思っていたことでも、それほど悪いわけではないということがわかるのです。

参考記事:12 Ways to Combat Shyness When You Have ADHD

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